2023年6月8日発売のGARMIN[EPIX PRO]と[FÉNIX 7X PRO]、前回の記事では、圧倒的なバッテーリー持ちとGPS測位精度について徹底レビューをしました。Apple Watch Ultraとの比較検証も行いましたが、いかがだったでしょうか。
今回はアプリの設定から基本操作、音楽を聴く、Suicaが使えるまでをたくさんの写真付きでお伝えします。
さらにランナー目線(筆者のプロフ)によるランニングウォッチの機能紹介もありますので、じっくり読み進めるもよし、お好きな情報だけつまみ食いするもよし、少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
アプリの設定
まずは、アプリでウォッチとペアリングをする方法です。
ペアリング
『Garmin Connect』アプリとウォッチをペアリングします。
GarminのウォッチはiPhone・AndroidどちらのOSでも使うことができるため、ペアリングできるスマートフォンのOSが限られてしまうApple Watch(iOSのみ)やPixel Watch(Androidのみ)との大きな差別化ポイントです。
アプリを開いたら 『マイデイ』 というタブを選択した状態で、画面上部の時計のアイコンをタップします。
次に、画面一番下に『デバイス追加』というボタンが表示されます。
これをタップしてウォッチを追加するとペアリングが完了です。
ここではすでに2台ぺアリングしているので、2つのウォッチが表示されています。
使い始めると、トレーニングレディネスから始まってトレーニングステータス、心拍、Body Battery、ストレスレベル、ステップ数、カロリーといろんな情報を一元的に確認、管理することができます。
その他、チャレンジに参加したり、コミュニティで他の誰かと繋がったり、さまざまな機能が用意されています。
フィットネスデータを連携<iPhone版 ・Android版>
iPhone(iOS) ユーザーの人はヘルスケアアプリと連携が可能で、Garmin Connectでとったデータをヘルスケアに送ることができるようになっています。
iPhoneの『設定』から『データアクセスとデバイス』へ進み、『Garmin Connect』 を選択すると下記のように連携ができます。
Android ユーザーの人はGoogle Fit に連携したい方、残念ながらGarmin Connectとは連携ができません。
僕はAndroid ユーザーなので『Health Sync(有料)』というアプリを使って、このようにデータを連携するようにしています。
ちなみに、ヘルスケアやGoogleFitと連携しなくても、Garmin Connectアプリをメインの健康管理アプリとして使うのであれば、連携する必要はありません。
上記は今までヘルスケアやGoogle Fitアプリをメインで使われていた方に限った話です。
基本操作
アプリの設定が終わったら基本操作もざっと見ていきましょう。
[EPIX PRO]も[FENIX 7X PRO]も操作は一緒です。ここでは[EPIX PRO]で紹介します。
ウィジェット
まず、ウィジェットへのアクセスは、時計画面で左側 2 つのボタンいずれかを押します。
Pixel Watch で言うと、タイルの概念に近いかなと思います。歩数や心拍数、天気にアクセスができます。
タッチ操作では、時計画面から上下どちらかにスワイプすることでウィジェットを開くことができます。
このウィジェットを表示させている時に左側真ん中のボタンを長押しすると、並べ替えや、削除、追加ができます。
時計画面に戻る時は左側右下のボタンをポチッと押すと戻ります。
タッチ操作では、画面左から右にスワイプします。
フラッシュライト
前回記事の進化ポイントで紹介していますが、左上のボタンを2 回連打するとフラッシュライトが点灯、もう 1 回連打するとフラッシュライトが消えます。
ディスプレイの設定
時計画面で左側真ん中のボタンを長押し、画面下までスクロールすると歯車マークが出てきます。
歯車マークをタップすると『システム』が出てきますので、設定をしていきましょう。
ここでより詳細な設定ができるのですが、今回はディスプレイを紹介します。
大きなフォント表示のON / OFF切り替え、および、アクティビティ実行中/通常時/睡眠中の3つの状態を選べ、かつそれぞれに対して下記の設定が可能です。
✔︎ 常に表示ON / OFF切替
✔︎ バックライトレベル 3 段階
✔︎ レッドシフトのON / OFF切替
✔︎ アラートのON / OFF切替
✔︎ ジェスチャーのON / OFF切替
✔︎ タイムアウトの秒数設定(4秒 or 8秒から選択)
※アップデートがあり、YouTube動画で解説している内容から増えました。
例えば、常時計表示をONにして、タイムアウト を4 秒に設定。
時計画面で 4 秒待つとご覧のよう秒針が消えて暗くなりました。
画面をタップすれば、また秒針が現れて明るくなります。
ちなみに、画面が暗い状態で左側上ボタンを押すと、画面をタップせずとも秒針を表示させて明るくなります。もう 1 回押せば強制的に暗くもできます。
右側上のボタンについては選択決定ボタンになっています。
例えば、天気を選択した状態でボタンを押すと天気の詳細画面が開きます。
このように、タップではなく右側上のボタンで選択することもできるので、便利です。
スポーツのトラッキング
スポーツのトラッキングは時計画面の状態で右側上ボタン を1 回押します。
対応しているスポーツのリストです。ぜひ参考にしてみてください。
コントロール
よく使う設定項目は、時計画面で左側上を長押しするとリング上に並べることができます。
設定項目をリング上にした状態で左側真ん中のボタンを長押しするとコントロールの追加、並べ替え、削除もできます。
ミュージックコントロール
スマホで動画や音楽を流してる時に左側下のボタンを長押しするとミュージックコントロールができます。
ウォッチで再生や一時停止、曲送り、曲戻し、音量調節ができます。
ウォッチで音楽を聴く方法は2ページ目で詳しく解説しています。
基本操作はここまで。なお、長押しのショートカットは設定から自分で割り当てを変更することも可能です。
ウォッチフェイスをカスタマイズ
全部で 20 個のウォッチフェイスが用意されています。
ブログでは全てを紹介しきれんませんが、YouTubeでご覧いただけます。ぜひ、好みのデザインがあるかチェックしてみてください。
好きなウォッチフェイスが見つかったら、適用しましょう。
ボタン操作では右側上を押し、『適用』が選択された状態でもう一度右側上ボタンを押します。
タッチ操作では、画面右から左にスワイプして適用をタッチすると設定ができます。
さらに、文字盤は好きな目盛りに変えることもできます。
必要な機能表示は、例えば脈拍や日付、バッテリー残量、歩数など好きなものをカスタマイズできます。Apple Watch だとコンプリケーションにあたるものですね。
またアクセントカラーや、アナログのデザインなら針の色やデザイン、データのカラーを調整できます。
ウォッチフェイスで置いたデータ長押しするとそのデータの詳細を表示することもできます。
例として、ここでは右[FENIX 7X PRO]は歩数、左[EPIX PRO] はバッテリーを長押しすると、それぞれの詳細データに飛びます。
僕は、めちゃくちゃたくさんの組み合わせの中から、気分で色を変えたり、その時に必要なデータを追加したりと楽しんでいます。