「Bose Ultra Open Earbuds」vs 「HUAWEI FreeClip」耳を塞がないイヤーカフ型イヤホン対決! 買うならどっち?

イヤーカフ型イヤホンの代表格の2 機種で選ぶとしたらどちらか・・・・

Bose Ultra Open EarbudsYouTubeで紹介したところ、視聴者さんより「HUAWEI FreeClip」がいいというお話をいただきました。

どうやら Amazon、楽天、Yahoo!で見ても即納できないほどの大人気になっているもよう。瀬戸弘司さんもレビューしていましたしね。

ここは是非とも比べたいと思い、視聴者さんに「即納可能」なことを教えていただいたジャンパラさんで購入。

この2台で迷われてる方の参考になれば嬉しいです。

「Bose Ultra Open Earbuds」vs 「HUAWEI FreeClip」イヤーカフ型 耳を塞がないイヤホン対決! 買うならどっち?

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目次

スペックの比較

どちらも2色展開で Boseはブラックとホワイトスモーク、HUAWEIはブラックとパープル(ラベンダー)です。

まず価格が大きく違い、定価で11,800円の差があります。

バッテリーについては、Boseはイヤホン単体7.5時間 / ケース込み27時間再生に対し、HUAWEIはイヤホン単体8時間 / ケース込み36時間。HUAWEIが長くなっています。

コーデックはBoseがaptX Adaptiv(48kHz、24bit)が使えて、Snapdragon Soundにも対応。

HUAWEIはL2HCというかなり珍しいコーデックに対応(それ故、対応スマホは極めて少ない)。

ノイズキャンセリングや外音取込は両者非対応ですが、そもそも耳を塞がないので外の音はもちろんしっかり聞き取れます。

HUAWEIはIP54等級で防塵等級についても記載があるのに対し、BoseはIPX4等級と防水等級のみで、わずかにHUAWEIが優位。

そしてワイヤレス充電。Boseは4万円という高額なイヤホンにも関わらず非対応。

Boseより1万円以上安いHUAWEIは、ワイヤレス充電にもしっかり対応しています。

急速充電については10分で2 時間再生か3 時間再生の違いで、HUAWEI優位。加えて充電時間もHUAWEIのほうが短くなっています。

HUAWEIはマルチポイントに対応しており、Boseはマルチポイント非対応。ただしBoseは、前回のレビュー記事でもお伝えした革新的なデバイス切り替え機能があります。

【更新2024.7.18】

Bose Ultra Open Earbudsついにマルチポイントに対応ですこれができると、いちいち接続解除しなくても、使いたいデバイス側から接続できます

簡潔にいうと、スマホを全く触らずにイヤホン側からの操作のみでデバイス切り替えができるもの。

イヤホンの物理ボタンを長押ししている間、ペアリング済みのデバイス名が順番にイヤホン内でループして読み上げられます。

切り替えたいデバイス名が読み上げられているタイミングで指を離せば、そのデバイスと接続されます。

スマホが手元になくてもデバイス切り替えができるのは本当に便利です!

その他、装着検出や低遅延モードはHUAWEIのみ対応。Boseは非対応。

独自機能に焦点をあてると、Boseは音源に関わらずイマーシブオーディオが使えるので映画視聴などが多い方には嬉しいポイントです。

左右対称の形状なので入れ替えても充電可能

HUAWEIの独自機能は左右自動識別。その名の通りイヤホンに左右の概念がなく、自動でどちらの耳かを識別します。

装着時にわざわざ左右を確認しなくても使うことができ、ケースに戻す際にも左右の区別は不要。

「Bose Ultra Open Earbuds」コツコツとクリック感があり
押下したことをはっきりと認識できる
「HUAWEI FreeClip」豆のような形の部分や球体、
2つを繋ぐワイヤー部分どこでもタッチしても操作が可能

操作にも違いがあります。Boseは物理ボタン、HUAWEIはどこをタッチしても操作可能なタッチコントロール。

製品保証はどちらも 1 年。返品、交換についてはBoseのほうが長期対応してくれます。

ただし、最近のBose製品は不具合が多いので、これくらい長くないと困るとも言えます。

ケースサイズはほぼ差異なし
どちらも磁石でピタッとケースに収まり
逆さにしても落ちない

ケースとイヤホンを合わせた総重量はどちらも56.8g(実測)と偶然にも一緒。イヤホン片耳の重量は0.8gの僅差でHUAWEIのほうがわずかに軽量です。

同梱物

Boseは前回記事『「Bose Ultra Open Earbuds」自腹購入レビュー!ホントに約4万円の価値はあるのか?』で紹介していますのでここでは割愛。

Huawei の箱
保証とアフターサービスの案内と安全上の注意
Type-C to Type-Aケーブル (約25.5cm)

クイックスタートガイドの日本語ページのみを抜き出しておきました。気になる方は拡大してご覧ください。

デザインの比較

ケースはこんな感じです。

両者前面にブランドロゴ、ロゴ下にLEDのインジケーター
HUAWEIのヒンジ部分はツヤっとした加工がデザインアクセントに
Boseは背面にペアリング用の押しやすいボタン
HUAWEIはケース右側面にボタン(押しにくさはない)
両者底面にUSB Type-Cの充電ポート
HUAWEIはワイヤレス充電対応

僕は市場にある耳を塞がないイヤホンを全て所有しているわけではありませんが、とはいえ、割とたくさん所有しているほうだと思います。

所有している全てがワイヤレス充電には非対応。対応するのはHUAWEI FreeClipのみです。

耳を塞がないイヤホンでワイヤレス充電に対応している商品はかなり希少なので、これはポイント高いですね!

イヤホンの全体像はこちら。

「Bose Ultra Open Earbuds」
ここにBoseロゴはありません
(ここに欲しかった)
「Bose Ultra Open Earbuds」
反対側にブランドロゴと L、Rの文字
耳につけるとほぼ見えません
「Bose Ultra Open Earbuds」
シリコン素材のフレックスバンドは
非常に柔軟に動き優しいフィット感
「HUAWEI FreeClip」
空豆みたいな形と球体がつながったデザイン
「HUAWEI FreeClip」
ワイヤー部分
「HUAWEI FreeClip」ワイヤー部分は
ニッケルチタンの形状記憶合金採用。
強度もありフレキシブルでつけ心地もよい

イヤホンの音が出る部分はこのようになっています(音漏れの検証は後ほどじっくりと解説)

「Bose Ultra Open Earbuds」
指向性があり距離があってもしっかり耳の奥に音を届けてくれます
「Bose Ultra Open Earbuds」
漏れ出る音の逆位相の音を出して音漏れを抑制
「HUAWEI FreeClip」
球体から音がでます
「HUAWEI FreeClip」
球体付け根から逆位相の音を出し音漏れを抑制する”逆音波システム”

デザイン的にどちらが好みか…

人によって好みが分かれるところだと思いますので

デザインの部 両者「引き分け」

装着感の比較

「Bose Ultra Open Earbuds」
コンチャの少し上あたりに引っ掛けて後方に引っ張り指を放す
音が耳にしっかり届く位置(斜め45度)に調整すればOK
「HUAWEI FreeClip」
球体をコンチャの少し上あたりに乗せて挟み込む
Boseのように斜めにすると音が入りにくいので真横につけるイメージ

僕はBoseのつけ心地のほうが軽く感じました。

イヤホン単体の重量はBoseの6.4g(実測)に対して、HUAWEIは5.6g(実測)とHUAWEIのほうが軽いので、これは不思議。

僕以外の人に感想を求めたところ、耳が小さい人でもBoseのほうが軽いという感想でした。

言うなれば、「Bose=乗せる」「HUAWEI=挟む」といったイメージです。

ただ、当然人によって耳の形が違いますし、装着感はまったく異なると思います。

ぜひ量販店などで試着・試聴していただきたいと思います。

そして大事な装着時の見た目。みなさんはどちらが好みですか?

両方とも存在感がありますが、個人的には、HUAWEI FreeClipは一見ピアスのようで40代の僕には少し抵抗感が。

いずれにしても、イヤーカフ型なのでマスクやメガネと干渉しないのはGood。

そして両者に共通して嬉しいポイントが、長時間つけていても痛くなりにくいこと。(人によっては痛くなる場合もあります)

前回記事でBose Ultra Open Earbudsを5時間以上つけたままにしても違和感がないとお伝えしましたが、HUAWEI FreeClipも6時間つけた今でも、全く痛くありません。

フレキシブルに動くパーツがいい働きをしてくれています。

装着感の部 両者「引き分け」

音質の比較

両者、iPhoneとACC接続でいろんなジャンルの音楽(Amazon MusicのUltra HD音源)を試聴しました。

L2HCコーデック対応のスマホを所有していないことに加え、aptX Adaptive対応のスマホもそこまで多くないため、あえて国内でシェアの高いiPhoneで試聴。

早々に結果発表!

音質の部 勝者「Bose Ultra Open Earbuds」

Boseは深く沈み込み厚みのある低域で、いわゆるBoseサウンドがしっかりと体感できます。

カナル型イヤホンで耳が肥えた方々が聴いてもご納得いただける音質に仕上がっていると思います。

耳を塞がないイヤホンでありがちなスカスカした感じも全くありません。

最近、B&Oのスピーカー「Beosound A1 2nd Gen」でよく音楽を聴いているのですが、スマホから音楽を飛ばしたときに最初Boseのイヤホンではなく、B&Oのスピーカーから音が出ていると勘違いしたほどです。

Boseはまさにスピーカーのような鳴らし方。

「Cleer ARC2(アーク2)」との違いは・・・・

例えば過去動画でお伝えした「Cleer ARC2(アーク2)」のように、一音一音を丁寧に緻密に鳴らすというよりも、Boseは音楽全体でまとまり感のあるスピーカーサウンドといった印象です。

また、スピーカーと言えば過去にレビューしたOladance OWS Pro

Oladance OWS Proも臨場感のあるサウンドだが・・・・
空間があるのでフィッティングが甘い

こちらも臨場感のあるスピーカーサウンドが特徴ですが、Boseと比べるとOWS Proのほうがわずかに開放型特有のスカスカ感がありました。

その原因はおそらくフィッティングの甘さによるものかもしれません。

OWS Proのレビュー動画でもお伝えした通り、耳を傾けた際に耳の形によっては外れやすい場合があります。

耳を塞がないイヤホンはカナル型のように直接外耳道にイヤホンを挿入して鼓膜に音を届けるのではなく、少し距離をあけて音を飛ばすため、フィッティングの良し悪しが大きく音質を左右するのだと今回改めて再認識しました。

やはり、Boseはそこら辺(フィッティングの作り込み)がかなり上手なのかもしれません。

さらに、Boseは何と言ってもイマーシブオーディオがあります。

こちらも過去動画でレビューしたBose QuietComfort Ultra Earbudsと比較しても、イマーシブオーディオ(空間オーディオ)に関してはBose Ultra Open Earbudsのほうが優秀です。

空間の広さ、ヘッドトラッキング時の空間の認識精度が高く、特に映画を見るときなどはさらに没入感を生み本当におすすめです。

当然のことながら電車移動や飛行機移動時に静寂の中で音を楽しみたい方は、超強力なノイキャンが使える「QC Ultra Earbuds」がいいでしょう。

Boseはノイキャン(QC Ultra Earbuds)or イマーシブオーディオ(Ultra Open Earbuds)で棲み分けをしているのではないかと思います。

また、このBoseのイマーシブオーディオは、SONYの「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」のように音源に縛られることなく、「どんな音源でも楽しめる」ことが大きなアドバンテージです。

あと僕が記憶する限りでは、耳を塞がないイヤホンの中で、こういった空間オーディオを楽しめるものは唯一無二だったと思いますので、耳を塞がないイヤホン界においては非常に稀有な存在。

一方、HUAWEIも耳を塞がないイヤホンの中においては非常に音質は良く、Boseよりもさらに顕著にドンシャリ傾向だと感じます。

HUAWEIもしっかりと低域の厚みはありますが、Boseのそれと比べると豊かさや深みはBoseに軍配です。

低域・中域・高域の3帯域を-10〜+10の範囲で自分好みに調整も可能

DENON PerLPro / PerLをレビューした際に、自音響放射(耳音響放射[Otoacoustic emission:OAE]とは耳に入ってきた音によって蝸牛で作られた振動が蝸牛から中耳を通し外耳道内で音として測定される一連の現象)を計測し、自分だけのプロファイルを作ってくれる機能がありましたが、僕の耳は特に高帯域の感受性が強い傾向でした。

だからなのか、個人的にはややHUAWEIの高域のシャリつきが気になりました。

Boseは「イコライザー」調整で4種類のプリセットに加え、3つの周波数帯域ごとに細かな調整ができます。

HUAWEIもイコライザー機能はあるもののプリセットが4つ用意されているのみで、細かな調整ができないため、高域だけ抑えたい僕にとっては少し残念でした。

とはいえHUAWEIも耳を塞がないイヤホンの中ではトップクラスの音質。今回は非常にレベルの高い戦いでした。

Boseは”トップクラス”ではなく”トップ”の音質と言ってもいいでしょう!

寝ホン / 片耳利用 / 装着検出の比較

「Bose Ultra Open Earbuds」
寝ホンNG
「HUAWEI FreeClip」
寝ホンNG

寝ながらイヤホンについては、耳の後ろ側が当たって痛いため、どちらも厳しいです。

両方とも片耳利用が可能で、左右に振られたステレオ音源は自動でモノラル再生に切り替わります。

装着検出対応なのはHUAWEIのみ。Boseは非対応。

「HUAWEI FreeClip」のみ装着検出対応
外すと一時停止、装着すると再生再開(アプリで無効化も可能)

寝ホン / 片耳利用 / 装着検出の部 勝者「HUAWEI FreeClip」

マルチポイント / 接続切替の比較

続いてマルチポイントと接続切替です。

先攻はHUAWEI FreeClip。マルチポイントに対応しています。

直前に繋がっていたデバイス2台(真ん中)(右)
(左)3 台目はまだペアリングしていない

ペアリング済みであれば、ケースの蓋を開けるだけで直近に繋がっていたデバイス 2 台と繋がります。

続いて、まだペアリングされていない(左)3 台目と繋いでみましょう。

1.ケース右側のボタンでペアリング
ピロンと音が鳴がなるまで長押し
2.Bluetooth 設定でHUAWEI FreeClipをタップ

ペアリングモードになったら、Bluetooth 設定で「HUAWEI FreeClip」をタップすれば 3 台目とも簡単に接続完了です。

(左)(真ん中)の2 台が繋がり、(右)と切断されました。

マルチポイント接続(2台接続状態)から、3台目のデバイスへの切り替えをやってみましょう。

(右)、「HUAWEI FreeClip」タップするだけで切り替えが完了しました。

両サイドのスマホと繋がって、(真ん中)が切断されたことが確認できます。これは超便利!

このようにマルチポイントも使えるし、接続の切り替えもかなり快適です。

次に、音楽再生が上書きできるか確認してみましょう。

音楽再生中にマルチポイント接続している別のデバイスで再生してみたらどうなるのでしょうか?

(真ん中)再生中
(左)のデバイスも再生にしてみたところ・・・・

結論、(真ん中)再生中に(左)のデバイスの再生ボタンをタップしても、残念ながら再生は切り替わりませんでした。

再生中のデバイスを一時停止しないと別のデバイスからは音楽は流れません。

この再生時の切り替えについてはBoseも同様でした。

後攻、Bose Ultra Open Earbuds。マルチポイントは非対応。

【更新2024.7.18】

Bose Ultra Open Earbudsついにマルチポイントに対応ですこれができると、いちいち接続解除しなくても、使いたいデバイス側から接続できます

1.ケースを開けて背面のボタンを押して「接続」をタップ
ペアリング完了

ペアリングについてはBoseはGoogle Fast Pair に対応。

ケースの蓋を開けてボタンを押せば「接続」のポップアップが出てくるので、タップするだけでペアリングが完了します。

Boseはマルチポイント非対応で、2 台目、3台目のデバイス切り替えについても、すでに繋がってるデバイスと接続解除を行わないと繋がらない仕様になっています。これは超不便。

ただし、”スペック”の章でもお伝えした通り、Boseにはスマホを全く触らずに切り替えができる機能があるんです。

「ショートカット」で「機器の切り替え」ができる
繋げたい機器が読み上げられているタイミングで指を離すだけ

アプリのトップ画面から「ショートカット」→「機器の切り替え」を選択し、ボタン長押しでデバイスの切り替えが使えるよう設定しておきます。

すると、イヤホンのボタンを長押ししている間中、ペアリング済みのデバイス名が順番にイヤホン内でループして読み上げられます。

自分が繋げたいデバイス名が読み上げられているタイミングで指を離せば、そのデバイスと接続されます。 

さらに、ペアリングモード(読み上げは”Ready to connect”です)も選択可能なので、新たなデバイスとのペアリングもできちゃいます。

複数台のデバイスをお持ちの場合、使い方によってどちらがいいか判断は変わるかもしれません。ということで、

マルチポイント / 接続切替の部 両者「引き分け」

操作(ボタン / タッチ)の比較

先攻はBose。物理ボタンを採用しているイヤホンは市場を見渡してもめちゃくちゃ希少。この物理ボタン採用は大きな魅力の一つ。

音楽(LR共通)電話(LR共通)音量
1回押す→再生 一時停止着信時に1回押す→通話に応答右のイヤホン2回連打&2回目をロングタップ
→音量上げる
2回押す→曲送り通話時に2回押す→通話終了左のイヤホン2回連打&2回目をロングタップ
→音量下げる
3回押す→曲戻し

アプリで操作のカスタマイズが可能。カスタマイズできるのは長押ししたときのみです。

下記のとおり、右左のイヤホンともに以下の4つから選べます。

物理ボタンであれば装着及び耳から取り外す際に、誤ってタッチセンサーに触れてしまい誤操作することがありません。

また、クリック感がしっかりあり、ボタンを押下したことが確実に認識できるため、個人的には大好きな仕様です。

後攻はHUAWEI FreeClip。

どこに触れても左右共通でタッチ操作ができ、かつアプリで操作のカスタマイズも可能。

音楽(LR共通)電話(LR共通)
ダブルタップ→再生 一時停止着信中にダブルタップ→通話に応答
トリプルタップ→曲送り通話時にダブルタップ→通話終了
ダブルタッチはこの5つの中から選択可能(左右共通)
トリプルタッチはこの3つから選択可能(左右共通)

ただし、Boseと違いHUAWEIにはワンタップと長押し操作はなく割り当ても不可。音量調整もイヤホン単体ではできません。

操作に関してはイヤホンの操作だけで、音量調整やデバイスの切り替えまでできるBoseのほうが優秀と言えるでしょう。

どこをタッチしても反応してくれるHUAWEIのタッチ操作が好きな方も多いと思いますが、やはり確実に操作ができるという意味では、物理ボタンを採用するBoseのほうが個人的には好きです。

ちなみに、動画公開後にコメントにてご質問いただきましたが、HUAWEIは手袋をつけていても操作可能です。※Boseも物理ボタンなので手袋操作は可能。

ということで、

操作(ボタン / タッチ)の部 勝者「Bose Ultra Open Earbuds」

マイク検証の比較

4つの環境で検証を実施しました。

YouTube『「Bose Ultra Open Earbuds」vs 「HUAWEI FreeClip」イヤーカフ型 耳を塞がないイヤホン対決! 買うならどっち?』 16分07秒から実際のマイク音質を確認できます。

「Bose Ultra Open Earbuds」
静かな環境下で喋っています
「Bose Ultra Open Earbuds」
耳の真横で掃除機をつけて喋っています
「Bose Ultra Open Earbuds」
風量MAX、扇風機から2〜30cm離れています
「Bose Ultra Open Earbuds」
車通りの多いことろで喋っています
「HUAWEI FreeClip」
静かな環境下で喋っています
「HUAWEI FreeClip」
耳の真横で掃除機をつけて喋っています
「HUAWEI FreeClip」
風量MAX、扇風機から2〜30cm離れています
「HUAWEI FreeClip」
耳の真横で掃除機をつけて喋っています

静かな環境下のマイク性能と扇風機の風を受けている時は「HUAWEI FreeClip」が優秀。

非常に聞き取りやすく、クリア。

逆に、車通りの多い屋外や掃除機をつけた時は「Bose Ultra Open Earbuds」のほうが聞きやすく感じましたが、YouTubeをご覧いただいた方、いかがでしたか!?

こちらは、マイクをどの環境下で使うかによっても選択肢が分かれると思いますので、

マイク検証の部 両者「引き分け」

音漏れ検証の比較

同じ音楽を流し、音量 50% 75% 100%で流していきますので、可能な方はYouTube 17分13秒から聴き比べしてみてください。

SONY(ZV-E1) の内蔵マイクで、マイクの指向性を前方に設定し、カメラからは約30cm離れて収録しています。

お部屋のエアコンは停止、照明のファンが回っている環境です。(AppleWatchで計測すると33dB)それでは、どうぞ。

「Bose Ultra Open Earbuds」
「HUAWEI FreeClip」

音量50%だと両者に大きな違いはないですが、音量が上がっていくにつれてBoseのほうが音漏れを抑えられていました。

Apple Watchで計測できる騒音レベルを見ても、音量75%、100%の時にBoseはHUAWEIより数値が小さいことが確認できます。

ともに逆位相の音を出すことで、音漏れを抑制する機能がありますが、Boseのほうが優秀でした。

音漏れ検証の部 勝者「Bose Ultra Open Earbuds」

ただし、どうしても音漏れが気になる方は、圧倒的に音漏れの少ないカナル型を選択するほうが無難だと思います。

\ Bose QC Ultra Earbuds/

アプリの比較

「Bose Ultra Open Earbuds」
AndroidもiPhoneも問題なく使えます
「HUAWEI FreeClip」
AndroidはQRコードの読み込み 、iPhoneはApp Storeで使えます

BoseはAndroid、iPhoneともに、PlayストアやAppストアからインストールできます。

一方HUAWEIは、Androidユーザーの方は同梱の安全上の注意にあるQRを読んでリンク先から『Huawei AI Life』アプリをインストールする必要があります。

ワンクッションあるので面倒くさいですかね。

スマホとのペアリング後、アプリを起動して繋がるまでの速度を検証してみました。

(左) Android にBose (右) iPhoneにHUAWEI を繋げた状態です。

Boseの接続が悪かったのでアプリを終了して、再起動。

Boseは繋がるときは早いですが、実はこれ、撮影回数を重ねているのですが、HUAWEIは100発100中バシッと繋がってくれました。

Boseのアプリ接続は非常に不安定。これはAndroid、iPhone入れ替えても同様の結果でした。

次に、特筆すべき機能だけサクッとご紹介。

「HUAWEI FreeClip」だけにある機能としては
音を鳴らしてイヤホンを探す機能
「Bose Ultra Open Earbuds」には
低域・中域・高域の3帯域を-10〜+10の範囲で細かく調整する機能あり
「Bose Ultra Open Earbuds」には設定画面から自動音量調整ができる
「HUAWEI FreeClip」の『騒音時に音量増加』を選択可能
ただし、うまく機能しませんでした。なぜ!?

その他に、HUAWEIはスマート装着検出、低オーディオ遅延、左右の自動切り替えのON/OFFなどの設定項目があります。

「HUAWEI FreeClip」はiPhoneとAndroidで設定項目が違いあり。

「HUAWEI FreeClip」Androidでは接続センターという項目あり
接続の切り替えやマルチポイントのON/OFFができる
iOSでは『騒音時に音量増加』でしたがAndroidでは
『超過メディア音量』という設定項目が。だから機能しないのか!?

HUAWEIについては「HUAWEI FreeBuds 5」も所有しているのですが、長押し、スワイプ操作があります。

「HUAWEI FreeClip」にも搭載してほしかったなと思います。

\ HUAWEI FreeBuds 5/

Boseのアプリの接続が不安定なのは相変わらず残念ですが、HUAWEIにはない細かなイコライザー調整ができることはよき!

  

アプリの部 勝者「Bose Ultra Open Earbuds」

遅延の比較

Pixel 8 ProとiPhone 15 Pro Maxで比較します。

Pixel 8 Proと接続したときはBoseよりもHUAWEIのほうが遅延が大きかったです。

HUAWEIは低遅延モードをONにしていても、YouTubeを見た時に口元と音がズレているなと感じました。

だいたい80ms〜100ms程度のズレといったところ。

Boseはそれよりも少し遅延が抑えられていて、60ms程度。

Pixel 8 Proでは、動画などを見る分には許容範囲内で個人的には全然問題ないですが、両方とも音ゲーを楽しむには厳しいレベルです。

iPhone 15 Pro Maxにつなぐと、両方とももかなり遅延が少なくなりました。

それぞれ40ms程度。もしくはそれ以下かもしれないです。かなり少ないと思います。

ちょっとズレますが、ギリギリ音ゲーもできるか、できないかというレベル。

遅延の部 勝者「Bose Ultra Open Earbuds」

ホワイトノイズ

Boseはかなりホワイトノイズが大きいです。

屋外だと全然気になりませんが、静かな部屋で音楽聴くときはかなり気になるレベルだと思います。

僕が今まで使ったイヤホンの中でも一番ホワイトノイズが大きいと思うほどです。

一方、 Huaweiついては静かな環境下でも全く気にならないです。

ホワイトノイズの部 勝者「HUAWEI FreeClip」

まとめ(結果発表)

「Bose Ultra Open Earbuds」と 「HUAWEI FreeClip」の徹底比較、このような結果になりました。

「HUAWEI FreeClip」の有意なポイントは、価格、バッテリー持ち、防水防塵、ワイヤレス充電対応、急速充電、充電時間が短いところ、装着検出対応。

「Bose Ultra Open Earbuds」は、音質、操作性(操作のカスタマイズ性の高さ)、音漏れの少なさ、アプリ(細かなイコライザー調整)、遅延の少なさ。

アプリに関しては、接続に不安定なところがあってイマイチでもあるのですが、イコライザーが柔軟に変えられるというところで、Boseに一票入れました。アプリとの接続安定性を重視するなら断然HUAWEIです。

デバイス切替、装着感や装着時の見た目、独自機能については、その人の使い方やライフスタイル、価値観によって良し悪しが変わるため引き分けという判断に。

Boseのデメリット、ホワイトノイズが結構大きいこと。

HUAWEIは、タッチ操作がBoseと比べてできることが少ないところ、カスタマイズ性が低いところ。

結論、僕がこの 2 機種で選ぶとしたらどちらを選ぶかというと、

「Bose Ultra Open Earbuds」

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僕にはBoseの使い方が合ってることと、見た目で軍配が分かれました。

デザインについては、個人的にBoseのほうが外につけていきやすいです。

あと音質がBoseは自分好みで、イマーシブオーディオの精度が「Bose QC Ultra Earbuds」と比べても良かったのもポイントが高かったです。

それからイヤホン側から操作するだけで、デバイスの切り替えができるところも革新的。

アップデートでマルチポイントも使えるようになれば最強ですね。

あくまでこれは僕の価値観で選んでいますが、「HUAWEI FreeClip」もいいところがいっぱいありました。

耳掛けタイプとしては珍しく、ワイヤレス充電にも対応していますし、マルチポイントも使えて切り替えもしやすかったですね。

放水防塵性能も高いですし、充電時間も早い、アプリとの接続の安定性も非常に高いと思います。

そして、何と言っても12,000円近くBoseより安く手に入ります。

物価高騰が続く昨今、Boseよりもお求めやすい価格なのは魅力的な選択だと思います。

ぱぱのひとりごと

今日はこちら 2 つイヤホンの徹底比較をやってみましたが、いかがだったでしょうか?

個人的な感想も含めた結果ですので、ぜひお店で試着・試聴してから、どちらを購入するか判断されるすることをおすすめいたします!

それじゃまた次の記事で会いましょう。バイバイ。

【訂正とお詫び】

YouTube動画のスペック表に記載のケース込みバッテリー持続時間が間違っておりました。19.5時間と掲載しておりましたが、正しくは27時間です。

こちらの取説P29にバッテリーに関する記載がございます。

視聴者の方にコメント欄にて、ご指摘いただき気づきくことができました。いつも応援いただきありがとうございます。

当初、製品ページの情報に加えて、サポートに電話をかけ口頭でバッテリー持続時間を確認していたため(そこではイヤホン単体7.5時間、ケース込み19.5時間とアナウンス)、取説のバッテリーに関する情報までは目を通しておりませんでした。

訂正して深くお詫び申し上げます。

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