今日はiPhone 16シリーズ関連のお話です。
今年のiPhone 16シリーズも“Qi2”に対応をしていますが、MagSafeも進化を遂げております。
12から15シリーズまでは、旧型のMagSafe充電器で最大15W出力で充電ができましたが、iPhone16シリーズの発売に合わせて登場した、新しいMagSafe充電器を使うと、最大出力25Wで充電ができるようになりました。
公式では「iPhone 16」と「16 Pro」であれば 30分で50%、「16 Pro MAX」と「16 Plus」は35 分で50%まで回復すると記載されています。
今回は新旧のMagSafe充電器2つを比べつつ、有線充電・モバイルバッテリーでの充電との比較検証も行いました。
どんな製品になっているか早速見ていきましょう。
検討されてる方の参考になれば嬉しいです。
\ YouTubeでもご覧いただけます/
外観の違い
MagSafe充電器の外観の違いざっと見ていきましょう。
①価格
新型は(1m)と(2m)のラインナップです。
僕は6,840円の(1m)を購入しました。
Amazonはもう少し安く販売されています(11月初旬時点)
\ Apple MagSafe充電器(1 m)/
6,218円(税込)
旧型は購入当時4,950円でしたので、だいぶ高くなりましたね。
厚み
旧型と新型では厚みが違い、新型が0.9mm薄くなりました。
重量
1mの比較では6.5g軽くなりました。
ケーブル
大きな違いはケーブルの材質。新型は編み込み、旧型はビニール素材です。
旧型のケーブルは4年間使用して、若干の黒ずみの汚れを感じます。
新型の編み込みのケーブルは買ったばかりなので、今後どのくらい汚れるか少し気になるところです。
付け根部分、新型はすっきりした見た目に変わっています。
継承
製品ページには記載がありませんが、新旧ともおそらくアルミ素材でしょうか。
真ん中は指紋がつきにくいソフトなパッドです。
使い方にもよると思いますが、4年経った旧型のパット部分の汚れは目立ちません。
【比較】充電してみよう
検証方法
- 充電サイクルは 20 回以下のiPhone 16 Pro と16 Pro MAX
- ケースは装着せず裸の状態のiPhone
- 検証時点で最新のiOS18.1にアップデート
- バッテリーの設定は充電上限 100% 、最適化OFF
- Apple の30WのACアダプターを使って検証
MagSafe充電器の製品情報に記載がある通り、iPhone 16シリーズを25W出力で充電する場合は、30W以上の電源アダプターが必要です
【MagSafe充電器】iPhone 16 Pro MAX 充電時間
検証結果 :新型25W
新しい25WのMagSafe充電器の結果、フル充電するのに2時間11 分かかりました。
検証では公証の“35分で50%”には届きませんでしたが、公証はAppleのロゴが表示された時点から測定を開始してるようです。
僕は過去の測定結果と揃えるために、バッテリーが空になった状態のiPhoneにMagSafe充電器をピタッとつけた時点でストップウォッチをスタートしています。
なので、“35分で50%”を下回る結果になったのだと思います。
検証結果:旧型15W
旧型の15WのMagSafe充電器は、2時間27分でフル充電できる結果となりました。
新型でも15分くらい速くなっただけなので、劇的な差はなかったです
【モバイルバッテリー】iPhone 16 Pro MAX 充電時間
AnkerのQi2対応のモバイルバッテリーでも検証しました。
検証結果 :Anker MagGo Power Bank (10000mAh)
今回はiPhoneの温度が高くなりすぎたのか、80%あたりで足踏みがあり時間が掛かってしまいました。
先代のiPhone 15 Pro MAXでは、約3時間で充電ができたので、おそらく足踏みの時間がなければ同じ3 時間くらいでフル充電できたと思います
\Anker MagGo Power Bank (10000mAh) /
9,990円(税込)
【有線】iPhone 16 Pro MAX 充電時間
iPhoneに同梱されてたケーブルを使用して、有線の充電も計測してみました。
検証結果 :有線
1時間39分でフル充電ができました。
25Wの新しく買ったMagSafe充電器と比べると、30分くらい有線が速い結果でした。
【MagSafe充電器】iPhone 16 Pro 充電時間
検証結果 :新型25Wと旧型15W
画面が小さい16 Proの結果です。
16 Pro MAXよりさらに差が少なく、10分くらいの僅差です。
今日の検証はAppleの30W ACアダプターを使っているわけですが、4,980円と結構高いですよね
\30W USB-C電源アダプタ /
4,980円(税込)
【AnkerのACアダプター】iPhone 16 Pro MAX 充電時間
Appleの30WのACアダプターが4,980円ならばということで、もう少しお安く買えるAnkerの30W ACアダプターでも検証してみました。
検証結果 :Anker 711 Charger (Nano II 30W)
結果は水色部分、新型25WのMagSafe充電器とほとんど変わりなく、わずか3分の差です。
無理してApple純正の30Wの AC アダプターを使わなくても、今は1000円〜 3000円台くらいでいいものが買えるので、そちらを買うのがいいのかなと思います
\Anker 711 Charger (Nano II 30W) /
3,290円(税込)
\ YouTubeでも紹介しています/
新型25WのMagSafe充電器が初期不良かもと思ったら
MagSafe充電器が初期不良だったかもしれないという話を少し。
iPhone 16 Proと同時期に購入しましたが、初めは何度充電しても旧型のMagSafe充電器より時間がかかっていました。
30WのACアダプターに問題もなく、他メーカーの30Wアダプター、あるいはMacBook Proに同梱された140Wのアダプターに変えてもそれでも状況変わらず。
Appleに問わせたら初期不良かもしれないということで、一度交換してもらいましたがその後も充電時間が速くなりませんでした。
そこで、最近リリースされたiOS18.1 にアップデートしてみたところ、前章の検証結果が得られました。
25WのMagSafe充電器器を買ったのに充電時間が遅い場合は、まずはアップデートしてみてください。アップデートしても充電時間が今回の検証結果より大幅に遅いようなら初期不良を疑ってみるといいかもしれません。
このカタチ、正直微妙
この記事で僕が一番伝えたいことです。
ケーブルが1本伸びていて、磁石でつく丸いパーツのこの形、新旧も基本的な形は一緒です。
この形が好きという方には本当に申し訳ないです。あくまで僕個人が抱くひとつの意見です。
例えば、MagSafe充電器の裏に両面テープをつけて壁に貼ったり、キャビネットの上にピタッと固定しておけば、充電を終えてスッと片手で取ることができます。
ただ、MagSafe充電器をどこかに貼り付けることなく、そのまま使用すると、外す時はiPhoneに充電器がついてきてしまい、結局両手を使うことになります。
7,000円、8,000円するMagSafe充電器
両手を使わなきゃならないのなら、わざわざ7〜8000円もするMagSafe充電器を使わず、iPhoneに同梱されているケーブルと1000円〜 3000円台の30WのACアダプターを買って、有線充電すればいいのでは!?
Qi2対応のスタンドもおすすめ
使い方に合わせて、いろいろな形状の製品が販売されていますので、これらを選んだほうが利便性が上がったり、コストダウンするのかなと思います。
YouTubeで紹介しています
NOMAD
NOMADのApple純正MagSafe充電器をはめて、スタンドとして使用できるのもオススメです。
※今は販売が終了しているようです
Grovemade
デスク周りのプロダクトを数多く出していることで有名なGrovemade(グローブメイド)のスタンドなどもあります。
“便利にかっこよく見せる”のであれば、これらの商品を使うものいいと思います。
Spigen
\Spigen 車載ホルダー Magsafe充電器スタンド /
2,899円(税込)
Spigenの車載用純正MagSafe充電器ホルダーは片手でiPhoneを脱着できるので、こちらも便利です。
といっても、MagSafe充電器と合わせたら1万円近くのコースになってしまいます。
トータルの費用は高めです。
【まとめ】ぱぱのひとりごと
新しい25WのMagSafe充電器を買ってみて、旧型と比べると充電速度が速くはなっていたので、MagSafe充電器を使いたい方で充電速度を求める方は購入もありだと思います。
ただ、この形状のまま使用するには非常に使いにくいと思います。
Spigenの車載アイテムのようなアイテムと一緒に使ったり、Grovemadeのスタンドにはめて使ったり、あるいは両面テープでどこかに固定して使う分には、片手で脱着ができるので便利だと思います。
単体で使うのであれば、僕は30WぐらいのACアダプターを1個買って、iPhoneに同梱されている有線ケーブルで充電するほうがいいのかなと思います。
Qi2対応の製品に関して、今回の検証ではたまたまAnkerのモバイルバッテリーは時間が掛かってしまいましたが、その後の運用を見ていくと、15Wの旧型のMagSafe充電器とそこまで充電速度は変わりませんでした。
2時間半くらいでフル充電になれば全然問題ないという方はQi2対応製品の選択もいいと思います。
こちらは購入したUGREENのQi2対応製品ですが、やはりこういった2-in-1や3-in-1の製品であれば、iPhoneだけでなく、 AirPodsやApple Watchを充電したり、複数台充電できます。
複数台のデバイスを充電したい方にも、このようなQi2対応製品がオススメです。
UGREEN MagFlow Qi2 ワイヤレス充電器 15w magsafe対応 折りたたみ式 マグセーフ 充電スタンド【 2IN1+2*USB Cポート】
7,399円(税込)
UGREEN Uno 15W ワイヤレス充電器 2-in-1 Qi2対応 MagSafe対応 2台同時急速充電 角度調整可能 ワイヤレスチャージャー【 2-in-1+2*USB Cポート】
7,980円(税込)
今日紹介した新型のApple純正のMagSafe充電器の互換性については、iPhone 12以降全てMagSafe充電ができます。
磁石でピタッとつく機能はありませんが、iPhone X、XS 、11 シリーズでももちろん充電ができます。
また、製品ページの互換表には記載がありませんでしたが、iPhone SEの第3世代、第2世代でもちゃんと充電できます。
それでは、次の記事で会いましょう。バイバイ。
\ Apple MagSafe充電器(1 m)/
6,218円 (税込)
コメント