2024年コスパ最強ミドル筆頭「Xiaomi Redmi Note 13 Pro+ 5G」「POCO F6 Pro」比較レビュー

面白いミドルレンジスマホが届きました!!

Xiaomiの発表会で登場した「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」。

もう一つが、「POCO F6 Pro」。

“POCO”、日本だと聞き馴染みがないかもしれませんが、2018 年にXiaomiから別ブランドとして誕生したスマホメーカーです。

完成度も高く、コスパも非常に良いという人気機種で、すでに気になってる方も多いと思います。

ちなみに「POCO F6 Pro」 は、ミドルレンジであっても2023年発売のハイエンドに搭載されていた“Snapdragon 8 Gen 2″のチップを搭載。

Antutuベンチマークスコアが脅威の150万点台を叩き出し、ハイエンドに近い値です。スコアだけ見れば他社ミドルレンジと比較しても頭一つ飛び抜けています。

性能だけで選べば、「POCO F6 Pro」 一択になろうかと思われますが、それぞれ細かな違い、使い勝手の違いがありましたので、じっくり比べつつ、レビューしていきます。

\ 【SIMフリー】Xiaomi REDMI NOTE 13 PRO+ 5G  /

【SIMフリー】Xiaomi POCO F6 Pro /

YouTubeでもご覧いただけます

目次

開封と同梱物をチェック

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」SIMピンとスタートアップガイド
「POCO F6 Pro」SIMピンとスタートアップガイド
「DESIGNED BY REDMI」が刻まれたケース
「POCO F6 Pro」
「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」ケースの重量
「POCO F6 Pro」ケースの重量
どちらもストラップホールはありません
いずれも120Wのハイパーチャージに対応した充電器がついてきます

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」のカラーは3色展開で、ミッドナイトブラックとムーンライトホワイト、オーロラパープル。

「POCO F6 Pro」は、ホワイトとブラックの2色展開です。

デザインをチェック

スペック表には記載がありませんが、 Xiaomiさんのサポートに確認したところ、背面は両方ともガラス素材とのことです。

どちらも側面が少しカーブしています。

触りごごちは、サラサラとしていて、かなり気持ちがいい仕上がりになっています。

ただ、「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」に関して、サラサラ仕上げはオーロラパープルのみで、ミッドナイトブラック、ムーンライトホワイトはツルツル仕上げでした。

個人的には、このサラサラした仕上げのオーロラパープルが上品な感じで好きですかね。

「POCO F6 Pro」は光の当たり方によって表情がめちゃくちゃ変わります。これ面白いです。

ディスプレイは、「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」がカーブ、「POCO F6 Pro」がフラットです。

両機種とも、買った時からフィルムが貼ってありますが、後々保護フィルムを貼り替える場合はフラットディスプレイの「POCO F6 Pro」の方が保護ガラスの種類も多いので選びやすく、貼りやすいと思います。

2機種とも認証方法は画面内指紋認証と顔認証の2つで
インカメラはセンターパンチホール
「POCO F6 Pro」の方がカメラバンプが薄いです
電源ボタンと音量調整ボタン
天面にマイク穴とスピーカー穴
底面はSIMトレイ、マイク、充電端子、スピーカー

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」=nanoSIM+eSIM
「POCO F6 Pro」=nanoSIM+nanoSIM です。

ともに、IR(赤外線) ブラスターが搭載され、テレビやエアコンなどの赤外線リモコンで操作する家電をスマホから操作できます。

カメラはともに3眼で、広角・超広角・マクロカメラがついています。

望遠カメラは2機種とも搭載せず。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」は右上に、「POCO F6 Pro」は4眼に見えまずが右下に1つライトがついています。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」は FeliCa対応、「POCO F6 Pro」は非対応です。

ディスプレイを比較

ディスプレイサイズは、ともに 6.67インチですが、「POCO F6 Pro」はタッチサンプリングレート480Hz に対応しているほか解像度も高く、ピーク輝度も明るくなっています。

2機種で直射日光下で比べてみました。「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」を単体で見た時、そこまで見えにくいとか解像度が低いと感じることはないのですが、「POCO F6 Pro」と並べて比較するとPOCOの方が視認性は高く、撮影体験もよかったです。

スペックを徹底比較

「Redmi Note 13 Pro 5 G」、“+” がつかないモデルも表示していますが、今日レビューしてるのは右2つです

いくつか抜粋して解説します。

✔︎まず注目の価格。(いずれもXiaomi公式の SIMフリー端末価格です。)

RAMやストレージの規格、SoCが異なりますし、価格も少しずつ違います。

「POCO F6 Pro」については、7万円切りにも関わらず、2023年のハイエンドモデルと同じ“Snapdragon 8 Gen 2”が搭載されました。

価格対性能比でみると「POCO F6 Pro」のコスパが良い

✔︎防水防塵は「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」がIP68等級で一番高いです。

✔︎FeliCa対応なのは「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」と「 Redmi Note 13 Pro 5G」。

チップ性能は「POCO F6 Pro」が優れていますが、おサイフ対応や防水防塵性能の高さなど、バランスがいいのは「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」でしょうか。

✔︎カメラは 、3機種ともインカメラ16MP、アウトカメラ3眼構成で広角・超広角・マクロカメラが付いています(画素数の違いはあります)。

前回のミドルレンジ(「Galaxy A55 5G」「Phone (2a)」「Pixel 8a」)で比較したときは、マクロ撮影に対応していたのは「Galaxy A55 5G」のみでした。

Xiaomiのスマートフォンも、マクロ撮影対応している

✔︎動画撮影については、「POCO F6 Pro」のみ 4K60fps撮影ができます。

✔︎重量は、“+”がつかない「 Redmi Note 13 Pro 5G」が一番軽いです。

✔︎3.5mmイヤホンジャックも“+”がつかない「 Redmi Note 13 Pro 5G」のみ搭載。

バンド・Wi-Fi対応・GPSについてはこちらを参照

「POCO F6 Pro」については、 L1とL5の2周波に対応しているので、車のナビとして使う時に測位精度が若干違ってくるかもしれません。

今日レビューしてる2機種は、Bluetoothコーデックも非常に充実。

多くのコーデックに対応しており、完全ワイヤレスイヤホンの選択肢が広がるのも嬉しいポイント

【検証】バッテリー比較 Phone (2a),Galaxy A55 5G,Pixel 8a,Pixel 7a

公証は19 分で100%フル充電になるとのこと。

実際に同梱の 120 W 充電器使って計測してみました

結果は、ともに約32分でフル充電ができました。

温度や環境によって多少のばらつきがあり、公証よりは時間がかかりましたが、それでも32 分。

ものすごく速く充電ができています。他社と比べてもかなり速いです。

普段は、バッテリーの劣化を考慮して充電のブーストはオフの設定がいいと思いますが、前日飲みすぎて充電し忘れて朝起きたときなどの安心感は絶大です。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」は 100%から3回Antutuベンチマークスか回した時がマイナス8%、「POCO F6 Pro」がマイナス13% でした。

肝心のバッテリー持ちについては、「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」の方がいい結果に。

検証方法です

2機種とも、明るさの自動調節はオン、リフレッシュレートはデフォルトです。

1日目夜9時にバッテリー100%まで充電してベンチマークスコアの検証、その後入眠
2日目SIMを入れずに放置し、夜になって写真と動画の作例を撮る(画面の輝度を最大にして約2時間ほど撮影)
3日目放置、夜19 時49分の時点で残量を確認
「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」が 45%
「POCO F6 Pro」は35%

SIMカードは入れてないにせよ、それを考慮しても、バッテリー持ちは両機種ともかなりいいと思いました。

【検証】4K30fpsの長尺動画撮影の比較

今回は「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」の最高画質4K30fpsに合わせて、長尺動画撮影のテストを行いました。

1時間40分で止めた結果です

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」のほうが消費が大きい結果に。

そして、撮影を止めたあと、ストレージがUFS4.0を採用している「POCO F6 Pro」のほうが早く保存されました。

ファイ ル分割はともにありませんでした

データ容量に違いが出たのは、おそらくカメラ設定の自動フレームレートをともにONにしており、おそらく、Redmiのほうが高音になりフレームレートを下げて撮影していたために、同じ尺の動画でも容量が変わっているのかもしれません。

パフォーマンス ゲームプレーで比較

画質設定を全て最大にあげて、30分ほど遊びました。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」
「POCO F6 Pro」

フレームレート、「POCO F6 Pro」は、49FPSくらで、この価格帯のスマートフォンとしてはトップクラス。原神クラスの重たいゲームをやっても快適に遊べます。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」は若干のカクつきがあります。ゲームされる方は、「POCO F6 Pro」がオススメでしょう。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」
「POCO F6 Pro」

「POCO F6 Pro」、ケースを付けずにゲームをしましたが、筐体が結構熱くなるなと感じました。ただ、筐体が熱いということは、中の熱をしっかり外に逃しているとも言えます。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」の処理性能はPOCOより控えめですが、その分温度上昇は抑えられています。手に持った時も「POCO F6 Pro」よりは温度も低く感じましたし、Antutuベンチマークスコアで見ても43.5°c に留まっています。

スピーカーの比較

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」、「POCO F6 Pro」ともにステレオスピーカーです。

聴き比べはYouTubeで確認できます。

「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」も悪くないですが、「POCO F6 Pro」の方がより音圧も高くリッチな音になっています。

カメラ比較(機能・UI編)

カメラのモードについては、ドラッグ & ドロップで並べ替えが簡単にできます。

Redmi Note 13 Pro+ 5GPOCO F6 Pro
もっと見るプロ、パノラマ、ショートフィルム、スローモーション、タイムラプス、長時間露光プロ、パノラマ、ショートフィルム、スローモーション、タイムラプス、長時間露光、監督モード
夜景
ポートレート
写真0.6倍、1倍、2倍、4倍
最大ズーム倍率10倍
0.6倍、1倍、2倍
最大ズーム倍率10倍
ビデオ下記参照下記参照
高画素モード200MP 50MP
ドキュメントモード

監督モードは、細かいパラメーターを調整できる動画撮影機能です。

さすがに20万円近くする「Xiaomi 14 Ultra」にあるログ撮影の機能はありません。

広角メインカメラ、「POCO F6 Pro」50MPに対して「 Redmi Note 13 Pro+ 5G」は 200MP。

2億画素を活かした“ロスレスズーム”という画素劣化のない4倍ズームが使用できます。

残念ながら、両機種とも超広角カメラでは4K撮影はできず、メインカメラで4K撮影を始めた時、超広角カメラへのレンズ切り替えはできなくなっています。

ちなみに、4K撮影の時デジタルズームの最大倍率はともに6倍です。

面白いのは、「POCO F6 Pro」のスローモーション

720Pですが、なんと1920fpsの動画が撮れます

ちなみにXiaomi 14 Ultraなら1080pで1920fpsの動画が撮れます。

「そんな機能いつ使うの!?」と言われるとちょっと困ってしまいますが、数百万円のハイスピードカメラで撮ったような動画が撮れて結構楽しいです。

写真にはフィルターも用意されていて、たくさんあります。

ビューティは肌の質感を整えるものだと思いますが、0から100の間で選択が可能です。

カメラ比較(写真編) Pixel 8a比較もあります

作例をたくさん撮ってきましたので見ていきましょう。

前回のミドルレンジの3機種比較で優秀だった「Pixel 8a」も一緒に持ってきました。

「Pixel 8a」の超解像ズームに定評がありますが、「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は負けてないですよね。

「POCO F6 Pro」も優秀ですが、「Redmi Note 13 Pro+ 5G」はさらにデジタルズームがきれいに撮れています。

ミドルレンジの中でカメラで選ぶなら、この3機種はかなり有力です

デジタルズームの写真をたくさん撮られる方は、ズームが優秀な「Redmi Note 13 Pro+ 5G」がおすすめです

夜の作例、ちょっと面白いのが、夜景モードを使わない方が綺麗に撮れること

「Redmi Note 13 Pro+ 5G」のズーム
「Redmi Note 13 Pro+ 5G」の夜景モード

ある程度光量がある時は、夜景モードを使わずに、ズームした方がいいかもしれません。

(「POCO F6 Pro」で夜景モードを撮り忘れてしまいました)

(真ん中)と(右)の機種については、10倍まで寄ることができるので、 8倍の「Pixel 8a」よりさらに被写体に近づくことができます。

ここからは「Redmi Note 13 Pro+ 5G」と「POCO F6 Pro」の比較です

「POCO F6 Pro」の方がコントラストが高く、くっきり映る傾向。

どの写真もHDRオン、フィルターは使わずにパッと構えて撮影していますが、5〜6万円台のスマホでこれだけ撮れれば十分だなと思いますが、いかがでしょうか。

写真を500%に拡大していますが、外壁の質感もちゃんと出ていて、ベターっと塗り絵のようにもなっておらず、不満もありません。

ピントが合う最短距離

ピントが合う最短距離は、レンズから被写体までが約9cm

暗闇でのピント合わせについては、フォーカスも結構早く、正確です。

どちらも優秀で、サクサク切り替わってくれます。

最短の撮影距離の9cmを保ったまま、デジタルズームの最大倍率10倍まで寄れるので、テレマクロ撮影もはかどります!

マクロレンズを使ったマクロ撮影は、画面上から下にスワイプして選択します。

マクロ撮影は、レンズから被写体までの距離は3cmくらいまで寄ることが可能でした。

被写体を大きく撮影したい時は、テレマクロ撮影がおすすめです

被写体と距離がある時はスマホの影が映り込むことも少ないですし、もちろんオートフォーカスも使えるのでかなり扱いやすいマクロ撮影だと思います。

気になるロスレスズームの作例

結構優秀で、4倍まで画質劣化なく寄れるというものですが、4 倍・5倍あたりは「POCO F6 Pro」も十分綺麗なんですが、10倍の時はどちらかというと、「Redmi Note 13 Pro+ 5G」の方がいいなと思うシーンも多かったです。

マクロレンズの作例

インカメの作例

画角はどちらも同じくらいです。このシーンは正面にジブリのお店があって、ネコバスの黄色い目の照明が光ってる場所なんですが、POCOのほうがその影響を強く受けていますね。

ポートレートモードの作例

画角は写真の1倍の時と同じで、ズームイン・ズームアウトはできません。

F値はデフォルトがF1.4 で、F1.0 〜F16まで調整可能。

デフォルトですが、「POCO F6 Pro」の方はバグが発生してる可能性があるかもしれません。

ポートレートモード使わずに撮った作例とボケみが変わっていませんね。

こちらは飲み物。ストローの部分も上手に背景と分離できています。

カメラ(動画編)

実際の動画はYouTubeで確認できます。

「POCO F6 Pro」は60FPSで撮影ができますが、「Redmi Note 13 Pro+ 5G」に合わせて4K30fpsFPSで撮りました。

「Redmi Note 13 Pro+ 5G」の夜の撮影は、写真も含めてフレアが入りやすい印象です。

真ん中)、「Redmi Note 13 Pro+ 5G」はスカイツリーのてっぺんに光の線が入ってしまいます。

そして、手ブレに関しては「Redmi Note 13 Pro+ 5G」のほうが着地の振動を大きく拾ってしまいます。

手ぶれ補正は、「POCO F6 Pro」の方が優秀。
歩きながら夜の撮影をしたい方におすすめです

止まっての撮影。ズームは6倍まで寄れます。

それぞれ得意なとこ、不得意なところがありました。

手ブレ補正についてはジンバルなどを使えば解消できますし5、6万円台で買えるスマートフォンであることを考慮すると両方とも優秀なんじゃないかと思います。

【まとめ】ぱぱのひとりごと

今日は「Redmi Note 13 Pro+ 5G」と「POCO F6 Pro」の2機種を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

結論、2台ともめちゃくちゃ完成度が高いなと思いました。

✔︎基本性能も高く

✔︎使い勝手も良く

✔︎価格もお求めやすい

どちらを買っても不満を持たれる方は少ない機種だと思います。

POCOをオススメしたい人はこんな感じ。

あと細かい点ですが、保護ガラスが貼りやすいのがいい人も、フラットディスプレイを採用している「POCO F6 Pro」がオススメです。

Redmiをオススメしたい人はこんな感じ。

両機種ともワイヤレス充電は非対応なので、「ワイヤレス充電が必須!」という方はご注意ください。

その他動画でご紹介できなかった部分で言うと、両機種ともウェットタッチディスプレイや画面内指紋認証で心拍数のモニタリングができる機能などもあったりします。

ウェットタッチディスプレイは、例えば、料理中に濡れた手でレシピの確認する場面や、お子さんと市民プールでかき氷を買ってPayPayで決済するときなど、濡れた手で操作しなきゃいけない場面が多い人には便利!

途中ご紹介したIR(赤外線) ブラスターでリモコン操作もできたりと、Xiaomiは独自機能も面白い端末ですね。

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【SIMフリー】Xiaomi POCO F6 Pro /

それではまた次の記事で会いましょう。バイバイ。

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