【全部送れるわけじゃない】Pixel 10 でAirDrop解禁!iPhoneとの相互送受信がついに可能に!!

Quick ShareでAirDrop解禁

Googleが11月20日付で公開した情報によると、Pixel 10ファミリーの“Quick Share”で“AirDrop”が使えるようになりました。

これにより、Android側からiPhoneへ、またiPhone側からAndroid(Pixel)への双方向のデータの送受信が可能に。

XのAndroid公式アカウント URLから翻訳
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対応開始はPixel 10シリーズから

公式の情報によると、Pixel 10ファミリーから展開されるとのことですので、以下4機種から段階的に展開されるようです。

  • Pixel 10
  • Pixel 10 Pro
  • Pixel 10 Pro XL
  • Pixel 10 Fold

PixelのOSを最新にアップデートしただけでは有効化されず、Quick Share Extension(システムアプリ)の更新も必要です。

もしもアプリ一覧から更新できない場合は、以下のリンクから更新が可能です。Quick Share Extensionの更新後に再起動すれば準備完了

iPhoneと相互共有が可能に

(左)Pixel 10 Pro (右)iPhone17 Pro iOSのバージョンは 26.0.1

Pixel側はQuick Shareを開き、iPhone側はAirDropを“すべての人”に設定するだけで、Pixel側にiPhoneやMacBookが表示されるようになりました!!


実際に写真を送信したところ問題なく受信できました

逆方向(iPhone → Pixel)も、Pixelの受信設定を”すべてのユーザー”に変更すれば、AirDropの共有先として「Pixel 10 Pro」が表示され、そのまま承認して受信できました

iOS側は何もしていない

今回特筆すべきは、iPhone側では一切アプリの追加やOSのアップデートなどは行なっていない点
そして、iPhone 12 mini(iOS 18.6.2)でも動作しましたので、最新のOSの端末でなくても問題なく相互送受信できることが確認できました。

画像以外にも、連絡先やPDFなど他のファイルも送受信できます

これまでも中華スマホメーカーなどでは、独自アプリをiPhone側に入れることで、AirDropによる画像の共有などができていました。ただ、初対面の相手などに、わざわざ「このアプリを入れてください」なんてまどろっこしいお願いをするのは敷居が高すぎますよね。今回はiPhone側では何も準備しなくても、そのままQuick ShareからAir Drop連携するようになった点が大きい。

全部送れるわけじゃない

今回、Quick ShareでAir Drop連携ができるようになりましたが、手放しで喜べない注意すべき点も存在します。以下Q&Aをチェック。

お互い連絡先に登録していたとしても、“すべての人”に切り替えないと表示されない?

動画撮影時点では、Android側もiPhone側もそれぞれ転送元のスマホを連絡先に登録はしておりましたが、AirDropの設定もQuick Shareの設定も“すべての人”や”すべてのユーザー”に設定する必要があります。この設定をしないと端末名がお互いに出現しませんでした。

ファイル名やExifデータなどはそのまま保持される?

Exifデータについては、PixelからiPhone に送った写真は保持されていましたが、iPhone から Pixel に送ったほうは剥がれてしまいます。

具体的には、ファイル名は保持されていたものの、撮影したカメラ情報や位置情報、絞りやシャッタースピード、ISO感度まで、全部なくなっています。撮影日時も保持されず転送した日時で保存されます。Google フォトから送っても、写真アプリから送っても、カメラアプリで撮影後にカメラアプリの写真のプレビューから送っても、全てExifは剥がれていました。

これを防ぐにはXでポストしたとおり、iPhone側で転送前に”すべての写真データ”にチェックを入れる必要があります。(デフォルトではオフ)しかもこの設定は、送ったあとはオフに戻ってしまうため、都度忘れずONにしないとExifが剥がれた写真を送ってしまいます。◀︎絶対忘れそう💦

以下の左の画像(iPhone側のGoogleフォトで写真の詳細情報を確認している)を”すべての写真データ”にチェックを入れた状態で、iPhoneからPixelに転送しPixel側のGoogleフォトで見てみると、2枚目の通り撮影機材の情報やF 値、シャッタースピード、焦点距離、ISO 感度などが表示されていません。ただし完全にExif情報が剥がれ落ちているわけではなく、Exif情報を参照できるアプリで見るとF 値、シャッタースピード、焦点距離、ISO 感度も残っています。どうしてGoogleフォトで見れなくなるかはわかりませんが、何かしらデータが抜け落ちていることは確かです。

僕はこれまでiOS⇄AndroidのやりとりはSend Anywhereというアプリを使用してきました。それを使えば、ここらへんのExif問題もないですし、癖になっていることもあり、このQuick ShareによるAirDrop連携ができるようになってからも正直Send Anywhereを使うことのほうが多いです。

【ぱぱのひとりごと】世界が変わる大きな一歩

今回は、まずPixel 10シリーズ限定で始まりましたが、今後はほかのAndroidスマホにも徐々に広がっていくようですので、『AirDropが使えないからiPhoneをやめられない』AirDropが使えないからハブられる』などの問題がなくなるかもしれません。

正直iPhoneを使ってないからハブられるとか、個人的にそんなことしてくる奴がいたら友達とは思わないし、相手にしなければいいだけとは思ってしまいますが、iPhoneとAndroid間で写真共有が容易にできるようになればシンプルに便利ですよね。なので、今回はただただ嬉しいアップデートだと思いました。しかもこれまでのなんちゃってAirDropとは違い、iOS側は何もしなくても実現しているところは本当に偉大な一歩だと思います。

それでは次の記事で会いましょう。バイバイ。

Quick ShareでAirDrop解禁

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