【6月14日発売】Marshall「MINOR Ⅳ」最強インナーイヤー型爆誕!

Marshallのイヤホン、 2021年10月にデビューした「MINOR Ⅲ」の後継「MINOR Ⅳ」が2024年6月14日に登場しました。

デザインは非常に似ていますが、中身がめちゃくちゃブラッシュアップされていましたので、「MINOR Ⅳ」を徹底レビューしていきます。

[ 製品提供 :完実電気株式会社 ]

「MINOR Ⅳ」はインナーイヤー型で、装着時に外の音が聞こえたり、会話ができるタイプのイヤホンです。

Marshallでは、カナル型の「MODE Ⅱ」 「MOTIF A.N.C.」もあり、YouTubeで過去レビューしています。

今回の記事はYouTubeでもご覧いただけます

\ Marshall「MINOR Ⅳ」 /

Marshall 「Minor Ⅲ」

目次

ケースデザインをチェック

まずは、デザインから。

実測値です

若干、縦が短く横幅が長くなりました
厚みもわずかにUP
「MINOR Ⅲ」より艶感が抑えられたマットな質感で
やや明るめの黒になりました
ロゴが浮き出ています
開閉部分の溝がなくなりました
前面にLEDインジケーターがついていて色で電池残量を確認
USB Type-Cの充電端子、フチのシルバーが目立たなくなりました
背面のヒンジ部に「MINOR Ⅳ」の文字が刻印されています

「MINOR Ⅳ」は42%がプラスチック素材で、そのうちの90%はリサイクル素材が使われているそうです。

相変わらずののカッコよさ

「MINOR Ⅲ」ユーザーが「MINOR Ⅳ」を買い足した場合、ケースを共有できるか?

入れようとすると飛び出してしまうので、NG

タッチ操作

イヤホンのMarshallの“M”のロゴ部分がタッチセンサーになっており、タッチ操作が可能。デフォルトの操作体系は以下。

『通話』の操作が少し違うのでご注意ください。

音楽再生時の長押しは、カスタムができます。

カスタム「MINOR Ⅲ」「MINOR Ⅳ」
タッチコントロールON/OFF(タッチ操作無効化)
カスタムアクション1.イコライザー1.イコライザー
2.デフォルトの音声アシスト2.デフォルトの音声アシスト
3.何もしない3.何もしない
4.音量調整(上げる or 下げる)
ミニメディアの操作がダブルタップか長押のみに設定
オフOFF(タッチ操作無効化)

L / R各イヤホンの割り振りが可能。

操作を全部覚えるのが大変な人はミニの設定がいいかも

(右)「MINOR Ⅳ」耳の中に入れる部分に少し角度がついたのがわかるでしょうか。

この角度に加えて、先端のところにカーブがつけられ、より外耳道にフィットする形状になりました。

これまでよりも遮音性が増し、装着感が向上したように感じました

ただ、遮音性が増したことにより圧迫感を感じる方もいるかもしれません

金属になり、高級感が増しました
上部には通気口
Marshallのケーブルの意匠が感じられます

“変えるべきところは変えて、変えなくていいところはむやみに変えない”というデザインに対する哲学を感じる仕上がりになっています。

同梱物のチェック

USB Type-C toType-A 端子の端から端までの長さ20cm
冊子は2冊。日本語ページはこちら

装着感 片耳利用 寝ホン 装着検出

装着感は、ともに軽い付け心地ですが、「MINOR Ⅳ」の方がより耳の奥の方にグッと入ってくる感覚です。

下段の左から 2 番目「MINOR Ⅲ」は、イヤホンサイズが他社と比べて小さいですが、「MINOR Ⅳ」は大きくなりました。

イヤホンのサイズ表を見る

ただ、角度がついて奥に伸びるような形状になったので、耳が小さい妻でも『むしろ装着感が良くなった』そうです。

✔︎寝ながらイヤホン、僕は使えましたが、妻はNGでした

✔︎タッチ操作は指のみに反応し布では反応しません。※タッチ操作対応の手袋なら可能

✔︎近接センサー搭載なので、装着検出にも対応

『自動再生停止』のチェックをオフにすれば無効化することもできます

✔︎片耳で利用するとき、ステレオで左右に振られた音源は「MINOR Ⅲ」 だと自動でモノラル再生に切り替わりませんが、「MINOR Ⅳ」は自動モノラル再生にも対応しました。細かい部分ですが、嬉しいアップデート!

その他の進化点(スペック表比較「MINOR Ⅲ」と「MINOR Ⅳ」)

その他、進化したポイントをスペック表を見ながら解説していきます。

✔︎Bluetooth のバージョンが 5.2 から 5.3になりました

✔︎LE-Audio対応で、LC3コーデックも使えます!

✔︎マルチポイント、Quick Switchにも対応しています

(左)(真ん中)の2台とマルチポイント接続中
(右)iPhoneでMINOR Ⅳをタップすると接続切り替え可能
※接続解除作業なしでデバイスの切り替えが可能
2台接続している時に音楽再生したら上書きされるか?

残念ながらされませんでした。

1 回止めて、再生したい方で再度再生する必要があります。

✔︎バッテリー持ちもジャンプアップ

イヤホン単体7時間、ケース込みは30時間。(先代は単体5時間、ケース込み25時間)

イヤホンの充電時間も 1.1 時間と1.5時間から少し短くなりました。

今回もQiワイヤレス充電に対応しています
MagSafe充電のように磁力はないので平置きにしてください

✔︎急速充電も15分で1.5時間再生だったところ、3時間再生できるように

✔︎IP等級もイヤホン(IPX4)だけでなく、充電ケースもIP等級を取得しておりケースはIPX3

価格は、「MINOR Ⅲ」の1,000円アップの19,980円(税込)。円安や物価高を考えるとかなり頑張った価格だと思います。

\ Marshall「MINOR Ⅳ」 /

Marshall 「Minor Ⅲ」

ちなみに、現状僕の一群のインナーイヤー型

AirPods 第3世代は26,000円ぐらいしますから、それと比べるとたいぶお手頃です。

Marshall Bluetooth アプリ

Marshallのロゴが書かれた、Marshall Bluetooth アプリを使います。

トップ画面でケースとイヤホンのバッテリー残量の確認ができます
イコライザー調整。
「MINOR Ⅲ」は3つ 、「MINOR Ⅳ」は2の部屋があり、1 つ目にマーシャル シグネチャーサウンドのプリセットが入っています。
2 つ目のお部屋ではプリセットから選択が可能です
(「MINOR Ⅲ」の3つ目の部屋は2つ目と同じことができます)
カスタムを選択すると、5つの周波数帯域ごとに設定ができて好きな音質を作ることができます※何dB調整したかは表示されない

「MINOR Ⅳ」の『バッテリー保護機能』は4段階で設定が可能です。

バーを一番左:保護しない状態
バーをMAX:バッテリー保護状態

①バーを一番左に動かすと保護しない状態です。

②バーのメモリを1個上げると『最大充電』 にチェックがつきます。最大充電の容量を90%に制限します。

③バーのメモリを2個上げると、『充電スピード』にもチェックがつき、できるだけ緩やかに充電してバッテリーを保護します。

④バーのメモリをMAXにすると、『温度』を含め全てにチェックがついて、イヤホンの温度が高い時は充電速度を下げてバッテリーを保護してくれます。

全体的に作りがシンプルで直感的なアプリです。使いやすくて良き!

【検証】マイクテスト比較

実際の音は

さまざまな環境で検証しました

両耳に風が当たってる時、「MINOR Ⅲ」はまるで台風中継のようで聞き取れませんでしたが、「MINOR Ⅳ」 であれば、辛うじて何を言ってるか伝わってきました。

マイク性能、騒音の中でもしっかりノイキャン(通話時のノイズのカット)が効いて、声がちゃんと相手に届くようなマイクの進化も感じられました
※音楽再生時のノイキャンは非搭載です

【音質とまとめ】ぱぱのひとりごと

今回、前作「MINOR Ⅲ」から 2 年半以上ぶりの新作ということで、圧倒的な進化を感じたのが音質です。

厚みたっぷりで、迫力のあるめちゃくちゃ深く沈み込む低域が、これまでのインナーイヤー型と比べても圧倒的。

今までのインナーイヤー型の中で、低域は一番いい。

中域も、厚みのある低域に全く埋もれずに輪郭もしっかりつかみ取れ、非常にクリアで低域と合わさった時の重厚な響きがとても気持ちがいいです。

これまでインナーイヤー型の中でも1番音質がいいと感じていた「HUAWEI FreeBuds 5」と比べても、この中域の輪郭は「MINOR Ⅳ」の方が捉えやすい印象です。

あと、低域と中域のバランスが僕の好みでは「MINOR Ⅳ」の方が好き!

高域は、刺さり感も全くなく、心地よく綺麗に響く音作りになっています。

「MINOR Ⅲ」からの進化点であげたように、マルチポイントが使えるようになったり、Quick Switch対応でデバイスの切り替えも簡単に行えて、利便性が飛躍的に向上しています。

そして、嬉しいのが先代同様ワイヤレス充電に対応しているところ。

インナーイヤー型はワイヤレス充電に対応している機種が本当に少ないので、これはありがたいです。

あと、Marshallはタッチ感度が非常に良く、小気味よく動作してくれるのも個人的に好きなポイントです。

今回、ロングタップに音量調整も割り振れるようになったので、それもGood。

インナーイヤー型でノイキャンや外音取り込みは非搭載ですが、そもそもオープン構造でつけたまま会話もでき、イヤホンの形状が変わったことで遮音性が上がりより空気の振動がしっかり鼓膜に届きやすくなっています。

そのため、没入感が前作よりも増したかなと思いますが、ただその分、会話するときに少し声が聞き取りづらくなるので、トレードオフというところでしょうか。そこはご注意ください。

マイク性能についても効果的にノイズを抑える力がアップしていたので、お仕事で会議や電話が多い方にとっては活躍してくれること間違いなし。

前作と見ためがすごく似ていますが、変えるべきところ、変えなくていいところ、完成されたデザインを踏襲していくスタイルが個人的に刺さりますね。

間違いなく、インナーイヤー型 1 軍入り。決定です。

では、また次の記事で会いましょう。バイバイ。

\ Marshall「MINOR Ⅳ」 /

Marshall 「Minor Ⅲ」

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