「Jelly Max」、名前はMaxだけど画面は5インチ。レトロ感も感じる小さくて可愛いUnihertzスマートフォンがやってきた!

UnihertzJellyMax

小さいスマホロラバーの皆さんこんにちは。

今日は、Unihertzのスマートフォン「Jelly Max」を紹介します。

KICKSTARTERで支援を募っていたスマートフォンです 現在、このプロジェクトは終了しました。

Unihertzは“小さなスマホを出してくれるメーカー”のイメージですが、サイズ&価格も可愛いく、個人的によく買って遊んでいましたが、今回は199ドルスタート。3万円弱スタートなので、おそらく一般の発売時には4万円くらいでしょうか?

4万円になってくるとちょっと価格が可愛くなくなってきた感じです。

僕の手元の機種はサンプル機なので、技適がなくSIMが入っていませんが、早速レビューをやっていきましょう!

(※もちろん技適特例の届け出を行ってレビューしています。)

目次

スペック

縦128.7×横62.7×厚み16.3mmで非常にコンパクト。

チップはDimensity 7300で、直近で話題になっていた「cmf」のスマートフォンと同じです。

12GBのRAM、256GBのストレージ、ストレージの規格はUFS3.1、バッテリーは筐体のわりには大容量で4000mAh。

20分で90%充電を回復する66W充電にも対応しています。

ディスプレイは 5.05 インチのLCDディスプレイでOLEDじゃないディスプレイが懐かしさを感じます。

Bluetoothは5.3、みちびきには対応していませんでした。

FeliCa非対応ですが、NFCはついてます。日本で発売になったらぜひFeliCaも対応して欲しいところです。

5G通信が使え、バンド対応はスペック表の通りです。

他、デザインを見ながら解説していきます。

同梱物とデザイン

パッケージもコンパクト
66Wの充電器
Micro SDカード 1 枚入れるとnano SIM1枚入る仕様
IP等級の記載はありませんでした

背面:スケルトンでNFCのコイルが透けて見えるのが特徴的

カメラ:(画面左上)32MP F値2.0 (背面左側)メインカメラ100MP F値 1.7 (背面右側)望遠レンズ 8MP F値2.4

赤外線センサー横にはマイク穴
(下)電源ボタン
(上)プログラマブルボタンは1回・2回・長押しした時にショートカットを割り振れます
底面にはUSB Type-Cの充電端子と両サイドにネジ
右側がマイク
「Jelly 2」の3.5mmイヤホンジャックがなくなりました

5インチしかないので、片手に隠れてしまうぐらいのサイズ感がたまりません。

ラウンド形状が「BALMUDA Phone」にも似ていて、かなり手になじみます。

また、「BALMUDA Phone」を背面を下にして置いたとき、くるくる回転していましたが、こちらは背面がフラットになっているのでくるくる回転してしまうこともありません。

今年は Zenfoneも大きくなり、小さいスマホの選択肢が非常に少ない中で、これは嬉しいサイズ感です。

iPhone 13 mini (画面&カメラにガラスを貼った状態)が約150g。それと比べると少し重たいです。

ただし、背面がラウンドしていたり、横幅も非常に狭いので、iPhone 13 mini と比べても手になじむのは、やはり「Jelly Max」。

その他、アクセサリー類も別売りされています。

初期設定

赤いボタンの下の電源ボタンを長押しして初期設定
背面に指紋認証
アプリは少なめ

初期ストレージは 、256GB中15GB が使われています(データ移行していません)。

ディスプレイ

直射日光下での見え方です。

最初からフィルムが貼ってあるので、その反射が大きいというのもあるかもしれませんが、見やすいとは言えません。

指紋も目立ちます。

とはいえ、直射日光下でなければ普通に使えます。

5.05インチのディスプレイは720×1520ピクセル、リフレッシュレートはアプリで調べると 60.0Hz でした。

両サイドのベゼル細く、顎の部分が少し太いデザイン
視野角はこんな感じです

【検証】バッテリーと充電時間

バッテリー残量

届いた日に100%まで充電し、1週間経ったバッテリーの減り具合です。

SIMを入れず、ほぼ操作していない状態です。

その後しばらく使った感じ、ライトな使い方(Digital Wellbeingで3時間程度の利用)なら1日使って30〜40%は残っている感じ。

嬉しいのがこれです!

66Wの充電器が付属していて、高速で充電ができるところ。

充電時間計測

同梱の66W充電器と充電ケーブルを使って計測。

公証は20分で90%回復するとありますが、90%回復したのが27分50秒

設定を確認しても、いたわり充電的なアダプティブ充電の設定はありませんでしたが、なぜか95%でずーっと停止したままでした。

(発売前のサンプル機なので、充電にかかわるシステム周りの最適化も、いろいろとまだなのかもしれません)

充電中は背面のライトが光ります

これは設定のインテリジェントサポートの中の『指示ライト』で行います。

「充電中」「バッテリー不足」「未読の通知」「着信時」にライトを光らせることができ、着信時には赤、緑、青の3色から色も選べます。

パフォーマンス

バッテリーを(100%まで充電できなかったので)95%まで充電した状態から、3回連続でAntutuベンチマークスコアを計測しました。

さすがにこの画面サイズ(5インチ)でゲームをガチでプレイする人も少ないと思います。動かすPixel数も少ない(720×1520px)ですし、普段使いならまったく問題ないレベル。

最近レビューした以下のミドルレンジ〜ミドルハイのスマートフォンと比較するとややスコアは低い結果でした。

(Antutuのバージョンも異なりますのでご了承ください)

とはいえ、価格もこれらと比べると1番安いため及第点です。

NFCで支払いはできるのか?

(この端末はサンプル機で技適も付いていないので、実際にKICKSTARTERで支援された方の手元に届く端末と違うかと思います。参考程度にとどめてください。)

“NFCカード”というアプリを使って、カードを登録しました。

一応検証前に総務省に電話をしてNFCの支払いテストが電波法に抵触しないか確認をとりましたが問題ないそうです
カードを携帯の背面にかざすと自動でIDが入力されます
クレジット決済をしてみると・・・

残念ながら、「支払いに失敗しました」と表示されました。

それじゃあということで、ウォレットアプリを使ってデビットカードを追加しようと思ったんですが、こういう画面が出てきて結局支払いはできませんでした。

ちなみに、Unihertzには「Jelly 2」という端末があるんですが、これは FeliCaに対応して日本で発売されました。

もしかすると、日本発売があるならば FeliCaに対応して登場するかもしれませんね。

ぜひ、それを期待して待ちましょう!

音まわり

「JELLY 2」、「JELLY Star」に搭載されていた3.5mmのイヤホンジャックは「Jelly Max」にありません

開発者向けオプションでオーディオコーデックを確認してみましたが、見れませんでした。

LDAC接続はできますが、aptX Adaptiveに対応したイヤホンを接続すると“AAC”になっています。

aptX系は非対応のようです。

「JELLY 2」でつかえるFMラジオは、今回も使えます。

radiko(ラジコ)などの 通信を使わなくてもラジオが楽しめる
受信感度はあまりよくありません。
やはりイヤホンを使わないと厳しいかも
スピーカーはここにあるだけです

筐体は小さいですが、音量MAXにすると想像以上の音圧があります。

ラジオを聴いたりする分には困らないレベルです。

カメラ

メインカメラの焦点距離を見ると35mm換算でメインカメラが 27mmちょっと、望遠は 3.4倍なので、おそらく 95mm程度だと思います。

インカメラは35mm換算で25.1mmなのでメインカメラより若干画角が広くなってます。

撮影モード

写真・ビデオ・タイムラプス・プロ・もっと(QRコードのスキャン・白黒・超解像・編集)

ただ、まだソフトウェアのチューニングが終わっていないらしく、1倍と3.4倍と切り替えられるんですが、色味が全然違いました。

ですので、きちんとした評価ができないのですが、作例を撮ってきましたのでご覧ください

カメラはおまけ程度に捉えておいたほうがいいかですね。

ただ、望遠の3.4倍の光学望遠ズームはそこそこ綺麗に撮れています。

動画については、4Kも設定できますが、実際4Kにすると固まって撮れませんでした。

よって、1080Pで撮っています。

そして、夜の撮影は写真も動画も共通で、フォーカスが弱いです。

例えば今ご覧いただいてるスカイツリーにドンとフォーカスを合わせて欲しいところですが、なかなか定まらなく、ブリージング(フォーカスを動かす際に画角が変化する現象)も発生します。

迷う度に画角が変わるので酔いそうでした。

1080Pの動画撮影

ちなみに、最近のスマホならば植物にバシッとフォーカスが定りますが、明るい場所でも迷ってます。

ぱぱのひひとりごと

今日はUnihertzのスマートフォン「Jelly Max」を紹介しました。

今回Kickstarterで支援を募っている段階で、まだレビューしたものがサンプル機のため、チューニングが終わっていなかったり未完成の部分が多々あります。ただ、この5インチサイズで手になじむ背面のラウンドしたデザイン、片手操作がしやすいポイントは最高です。

重量はiPhone 13 miniなどのコンパクト機よりありますが、手馴染みはいいので数字ほどの差は感じないと思いました。

4000mAhの大容量バッテリー搭載で、66W充電で非常に高速に充電もできちゃう。

そこも嬉しいポイントです。

あと今回も、プログラマブルキーで好きな機能の割り振りができるのも便利です。

これもUnihertzのお馴染み機能ですが、赤外線も搭載。テレビのリモコンとしても使えます!

すでにKickstarterでの支援は終了してしまっていますが、FeliCa対応して日本でも発売があるかもしれませんので、小さいスマホラバーの皆さんは今後の動向に注目です!

また次の記事で会いましょう。バイバイ。

UnihertzJellyMax

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