iPhoneユーザーにめちゃくちゃおすすめしたいスマホジンバル、「Insta360 Flow 2 Pro」が登場しました。

“Insta360″といえばワンアクションで撮影ができるスマホジンバル。初代「Insta360 Flow」、2024夏に登場した「Insta360 Flow Pro」に続き、今回はInsta360のジンバルとしては第3世代となる「Insta360 Flow 2 Pro」です。

初代・先代の”ここがこうだったらいいのにな”がいろいろと改善され、新機能も多数。直感的なので、初心者の方が買ってもとても扱いやすいスマホジンバルです。開けてすぐに使い始められ、撮影の幅もグンッと広がり、とにかく楽に撮影ができます。
スマホジンバルはインフルエンサーやブイロガーが使う機材というイメージが強いかもしれませんが、特にお子さんがいらっしゃる方には「Insta360 Flow 2 Pro」の活躍の幅は無限大です。


最後に限定特典があります! 購入予定の方は早めにここをクリックして特典をチェック。
初期設定」「ジンバルを導入するメリット」「 DockKitが使えるiPhone」「基本動作を覚えよう」「基本操作」についてはYouTubeで詳しく紹介しています。気になる項目がありましたらクリックしてご覧ください。
「通常版とクリエイターキットと保証
「通常版」と「クリエイターキット」の2種類で、同梱物が異なります。
共通内容は9つ、クリエイターキットにはそれ以外に3つのアクセサリーが入っています。

通常版 ¥21,900(税込)
まずは、通常版の同梱物を見ていきましょう。





81.5cm/13.8g(※実測値)




下記、ページをスキャンをしましたので必要な方はご確認ください。




クリエイターキット(¥26,900)
クリエイターキットのみに同梱されているアクセサリーは、スポットライト、磁気スマートフォンマウント、USB Type-C to Cケーブルです。



スポットライト、磁気スマートフォンマウントについて詳しく紹介します。
スポットライト



本体に差し込んで使い、外す時は爪の両サイドをつまみます。どちらの向きでも脱着できるので、インカメ/アウトカメラどちらでも使えます。電源は、ジンバルから供給されるのでライト自体の充電は不要です。単体販売2,700円(税込)もあります。価格は先代より安くなりました。差し込んでジンバルの電源を入れればすぐに点灯します。ライト上部にボタンが2つ付いていて、1つは明るさを3段階、もう1つはライトの色味を3つに切り替えすることができます。ボタン長押しなどもしてみましたが、ライトを消す操作は出来なさそう。ジンバルに装着したままライトを消すには、ジンバルの電源をOFFにしないといけない仕様のようです。
磁気スマートフォンマウント

通常版に入っていたクランプは、すぐにスマホが外れてしまわないようにそれなりにバネの硬さがあり、取り付けるのが結構大変です。磁気スマートフォンマウントであれば、磁石でピタッとつけるだけなので、脱着がとても簡単です。


クリエイターキットの磁気スマートフォンマウントは、背面に新たにリングが搭載されました。ジンバルを使わないときは、スマートフォンリングとして活用できます。こちらも単体販売があり、価格は3,600円(税込)です。お値段は先代のマウントと据え置き。



新旧の互換性について
スポットライトとスマートフォンマウントは新旧で互換あり/なしがあるのでご注意ください。 乗り換えを検討されている方は要チェックです

それ以外にも今回新たにアクセサリーの販売もあります。iPhoneを冷やしながら撮影ができる磁気冷却マウント、バックパックのショルダーハーネス部分に「 Insta360 Flow 2 Pro」をホールドできるバックパックマウント、収納して持ち運びができるセミハードのバッグです

カラーは2色展開。Stone GreyとSummit Whiteからお選びいただけます

保証

購入から7 日以内であれば無償での返品、無償交換、または無償修理がついてきます。メーカーの製品保証は 12ヶ月です。

有料保証も用意されています。“FlexiCare”は1年以内に2回まで無料&往復送料無料で偶発的な損害をカバーしてくれるものです。”Insta360 Care”はそれが1年以内に1回まで。保証期間を2年間に倍増する“延長保証”も用意されています。屋外の撮影やアクロバティックな撮影が多い方は付けるといいかもしれません。
嬉しいアップデート

進化❶ 圧倒的に握りやすくなったグリップ

グリップが初代「Insta360 Flow」や先代「Insta360 Flow Pro」よりも長くなり、とても握りやすくなりました。これまでのモデルは小指が余ってしまいグリップ感イマイチでした。もちろん、下記の画像のようにグリップ下部を引き出せば、グリップを長くして使えますが、後付けできるシリコングリップは伸びません。そうすると、本体を伸ばしてもシリコングリップ部分で段差ができてしまい、どうしても握りにくい感覚がありました。今回はめちゃくちゃ握りやすいです!

進化❷ 三脚の安定感が増した

Insta360の画期的なところは、三脚が内蔵されてるところです(これまでスマホジンバルといえば、三脚を別途持ち歩く必要がありました)。今作の「Insta360 Flow 2 Pro」は三脚の足の長さが長くなり、明らかに安定感が増しています。

進化❸ 自撮りミラーを搭載

今回も、トリガーボタンを3回押すとくるっと回ってアウトカメラで自撮りができます。なんと、ロール軸の後ろ側にちいさなミラーがつきました。ある程度、自分を確認しながら撮影ができるようになりました。Vlogなどを撮る人にとってはセンサーサイズの小さいインカメラではなく、センサーサイズが大きいアウトカメラで綺麗に撮影できますね!


進化❹ 折りたたみ時にグリップが回転しない

ここに突起と溝ができたので、カシャッとはめると収納時にグリップが回らなくなりました。初代は畳んだ時にグリップがくるくる回って、正直持ち運ぶときに動いてしまうのが不満でした。ここは個人的にめちゃくちゃ嬉しい改善ポイント!

サイズ / 重量 / スペック比較
サイズ


今回も1/4インチネジがつけられるので、三脚や一脚が付けられます。僕の場合は、息子の入園式に自席での一脚(三脚)使用が可だったので、撮影はジンバル任せにして、自分は目にしっかり息子の姿を焼き付けるといった撮り方をしていました。お子さんの撮影をされるとき、「綺麗に残したい」と「自分の目に焼き付けたい」、この相反する目的をスマホジンバルがあれば実現できてしまいます。
重量

初代「Insta360 Flow」はシリコングリップを含めると431.0gでしたので、サイズは長くなったものの、圧倒的にグリップしやすくなって卵1個分軽くなったのは拍手


スペック表「Insta360 Flow」「Insta360 Flow Pro」「Insta360 Flow 2 Pro」比較


今回も装着できるスマートフォンの最大重量は300gまで

連続録画時間は10時間。入園式・卒園式・入学式、運動会、バスケットボールの撮影で1日使っても10時間あれば全く問題なさそうですね。いざという時はType-CポートからiPhoneを充電することもできます。ただし7W出力と充電速度は遅いので応急処置的な感じです

ジンバル自体を充電する時は、操作パネルの右側の”IN”のType-Cポートにケーブルを差して充電します


New フリーティルトモード
これまで通り、内蔵の自撮り棒を約20cm伸ばせるので、人垣ができている場所では上から見下ろすように撮ることもできますし、曲げて自分から少し距離をとって背景をたくさん入れて自撮りすることもできます。


ここからが新しい機能。

矢印をオンの方向にひねると、90度曲がります。

この状態で、グリップの後ろにあるトリガーボタンをポチポチと2回押すとフリーティルトモードになります。

フリーティルトモードでどんな撮影ができるかというと
ティルトショット



地面すれすれからジョイスティックを動かして見上げるような煽りの撮影(ティルトショット)。
クレーンショット



映画やメイキング映像などでよく見かける、目線がだんだん上に上がっていくような撮影(クレーンショット)できます。
「Insta360 Flow 2 Pro」の底面の1/4インチネジ穴に三脚や一脚をつけるとより高い位置まで持ち上げられます。

フリーティルトモードだと、地面スレスレの低い位置で安定した撮影ができるので、手持ちでは絶対に撮れないような臨場感のある面白い映像がたくさん撮れます。


Insta360 App 新機能
Insta360 アプリの中にも新機能がたくさん追加されていますが、まずは基本のトラッキング機能を紹介。


設定できる画質は4K60fpsまで。最高画質の4K60fpsに設定しても撮影中にレンズ切り替えができます。最大倍率は、 iPhoneの最大倍率15 倍までズームが可能。
アプリ内のトラッキング


アプリ内のトラッキングは、後ろのトリガーボタンを1回押すとトラッキングの開始(緑の四角で表示)、もう1回押すと外れます。被写体に向けて押すだけで自動で被写体を認識します。

もしくは、被写体を指でドラッグするだけでもトラッキングが可能です。複数人の人が画角に写っているときはこれがおすすめ。

「Insta360 Flow Pro」同様、自動で360°のパンショットを撮れるだけでなく、連続回転も可能です。「Insta360 Flow 2 Pro」を三脚に立てた状態で、トラッキングをオンにして、その周りをぐるぐる歩いてみると360°くるくる無限にまわり、撮影し続けてくれます。


木の影に隠れたとしても、(左)トラッキングが外れたように見えますが、(右)再びこれまでトラッキングしていた被写体が現れたらトラッキングが復活して追い続けてくれます。これは人物同士でも有効です



追従速度もDockKitを活用した純正カメラアプリよりInsta360 Appのほうが速いです。機敏な動きをしてもしっかり食いついてくれます。
複数人トラッキング
「Insta360 Flow 2 Pro」のトラッキングに関しては、AI駆動のディープトラック 4.0に進化して新機能が盛りだくさん。

複数人のトラッキングができるようになりました。先に子どもに緑の枠が付き、次に僕も含めて大きい四角で囲みます。

メインでトラッキングされてる人物は子どもで、僕の顔にも白い四角がつき、点線で結ばれています。ここで画面上部に”多人数追跡が有効になりました”と表示されました。

この点線で結ばれた多人数のグループを中央に配置したまま、そのグループが動けばグループ全体を中央に置いたままトラッキングを継続します。例えば、 2人以上のダンスイベントでパフォーマンスをするような場面でかなり使える機能です。インカメラでも使えるので、複数人でライブ配信をする時にも活躍しそうですね。ご兄弟が一つの演目に出演されるようなイベントでは、ママさんパパさんの強い味方になってくれます。
アクティブズームトラッキング

ズームでもトラッキングが使えます。 iPhoneの最大ズーム15倍まで可能です(この作例では公園が狭かったので3.9 倍です)。パルクールを始めた息子が激しい動きをしていますが、遠くにいてもしっかりズームでトラッキングし続けてくれます。例えば、バスケットボールやサッカー、ラグビーなど撮影者から被写体までの距離がある場面で活躍してくれそうです。
プロフレーミンググリッド


画面左下の”Reposition” をタップすると9つの四角が表示されます。好きな場所の四角をタップすると、自動でリフレーミングしてくれます。これは黄金比構成を活用した、カメラ任せで綺麗な構図を作り出せる機能。右下にフレーミングしたウッディの人形を動かすと、ウッディの位置を保持したままトラッキングします。

テレプロンプター

画面中央上の”A”をタップするとテレプロンプター、つまり台本を表示できる機能が追加されました。あらかじめスクリプトを入力する必要がありますが、撮影中に自動でスクロールしてくれます。YouTubeなどのインフルエンサーの方には嬉しい機能です。
非Apple Watchユーザーも嬉しい、スマホによるリモート操作

Apple Watchを持ってない方は、撮影するスマホとは別のスマートフォンからリモート操作が使えるようになりました。


(左)Insta360 Appの画面右上のボタンを押すと、QRコードが表示されます。(右)もう1台のスマホでQRコードを読み取るとブラウザが立ち上がって、ゲームのコントローラーのようなものでジンバルの首を振ったり、四角で囲ってトラッキングを開始したり、もちろん撮影のスタート停止も可能です。ネットワークの接続が必要なので、屋外で撮影するときは、僕はテザリングでもう一台(操作する方のスマホ)をネットワークに繋げて使っていました。
新機能の対応表「Insta360 Flow」「Insta360 Flow Pro」「Insta360 Flow 2 Pro」
今日紹介した新機能は過去のジンバルでもアップデートすることで対応する項目もあります。気になった方はぜひご覧ください

オススメ機能

4K30fps以下でのみ設定できる機能にはなりますが、ジェスチャー認識の機能があります。チョキで撮影 ・パーでトラッキング・人差し指を立てて複数人トラッキングができます。


1080p 30fps以下でのみ設定できる機能にはなりますが、(左)たくさんの種類のフィルターや、(右)フェイスまわりの美顔フィルターの設定もあります。

こちらは初めてジンバルを買われた方に嬉しい”ジーニーギャラリー”。シチュエーションごとに撮影のハウツーを教えてくれます。このハウツー通りに撮れば、ずらっと並ぶ作例の通りに撮影ができます。
Androidで使いたい方
Androidで使いたい方もいらっしゃると思うので、手持ちのAndroid端末で設定を確認しました (クリック)
【Google Pixel 9 Pro XL】 設定可能な画質は4K/1080P/720P、60/30/24FPSのいずれかで、いずれの設定でも使えるのはメインカメラのみでした。超広角カメラと望遠カメラはいずれの画質設定のときも使用できません。 トラッキングは可能ですが、新機能の複数人トラッキングは使えませんでした。
【Samsung Galaxy S24 Ultra】 設定可能な画質は4K/1080P/720P、30/24FPSのいずれかで、いずれの設定でも使えるのはメインカメラと超広角カメラのみでした。望遠カメラはいずれの画質設定のときも使用できません。 トラッキングは可能ですが、新機能の複数人トラッキングは使えませんでした。
【SHARP AQUOS R9 pro】 設定可能な画質は4K/1080P/720P、30/24FPSのいずれかで、いずれの画質設定でも使えるのはメインカメラのみでした。望遠カメラと、超広角カメラはいずれの画質設定のときも使用できません。 トラッキングは可能ですが、新機能の複数人トラッキングは使えませんでした。
【Xiaomi 14 Ultra】 設定可能な画質は4K/1080P/720P、30/24FPSのいずれかで、いずれの画質設定でも使えるのはメインカメラのみでした。超広角と望遠カメラはいずれの画質設定のときも使用できません。 トラッキングは可能ですが、新機能の複数人トラッキングは使えませんでした。
【まとめ】ぱぱのひとりごと
「Insta360 Flow 2 Pro」 を数週間使って、個人的には持ちやすくなったのがめちゃくちゃ嬉しいです。それと、機能が盛りだくさんで撮影の幅が一気に広がると思います。今までいろいろなスマホジンバルを使ってきましたが、「Flow 2 Pro」はかなり使いやすいジンバルなので、特にお子さんの動画をたくさん撮る方には一家に一台置いていただきたい。そして、DockKit対応で、ワンタップペアリング、純正カメラでもトラッキングができたりと、これらの機能を存分に楽しむにはやはりiPhoneでないとできない機能ですし、画質設定などもAndroid端末は限定的です。僕は、iPhoneユーザーの方におすすめしたいジンバルだと思います。Androidユーザーの方はこちらのジンバルをチェックしてください。
今一度、通常版とクリエイターキットのセット内容を出しておきますが、内容物の違いとしては下の3つ、USB Type-C to Cケーブル・スポットライト・磁気スマートフォンマウントです。

クリエイターキットのセットのスポットライトとType-Cケーブルはいらないよって方は、下記リンクから通常版を購入してください。この3,600円(税込)の磁気スマートフォンマウント1枚が特典としてついてきます。「期間限定」「数量限定」ですので、いいなと思った方はぜひ早めにチェックしてみてください。

https://store.insta360.com/product/fl…
※特典は数量限定・期間限定です。予告なく終了する場合がございます
今日は「Insta360 Flow 2 Pro」 という新しいスマホジンバルをお届けしました。それでは次の記事で会いましょう。バイバイ!
\ 初代「insta360 Flow」 /
\ 初代「insta360 Flow」とDJIの人気スマホジンバルとの比較 /
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