
Xiaomiは通常中国国内では10月〜12月頃、日本を含むグローバルでは春にナンバリングモデル(Xiaomi 15 / 15 Ultra)(※先日9月にXiaomi 17シリーズが中国で発表されておりますがこれはかなり異例)が発表されます。そして、秋にはナンバリングおあとに“T付き”の派生モデルを投入するサイクルになっており、今回の「Xiaomi 15T」「Xiaomi 15T Pro」は、Xiaomiブランド・Redmiブランドのラインナップで見ると「Redmi Note 13 Pro+ 5G」と「Xiaomi 15」の“間”に位置するラインナップです。「Xiaomi 15だとお財布対応していないのが残念」、「Redmi Note 13 Pro+ 5G だとちょっとカメラが物足りない」、「ライカ共同開発のカメラも使ってみたい」といった要望に応えるラインナップです。
キャッチコピーは“遠くて近い、今を傑作に”。
最大の特徴は、
- ライカ共同開発カメラ
- 洗練された『ゴールドファミリーデザイン』
- 特にXiaomi 15T Proの強力な望遠性能
という、“カメラ特化寄りのTシリーズ”になっているところです。それでは早速見ていきましょう。
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15T Pro と 15T のスペック一覧
| Xiaomi 15T Pro | Xiaomi 15T |
|---|---|
| 12GB + 256GB / ¥109,800(税込) | 12GB + 256GB / ¥64,800(税込) |
| 12GB + 512GB / ¥119,800(税込) | 12GB + 512GB / ¥69,980(税込) |
| 12GB + 1TB / ¥129,800(税込) | ー |
[価格表] 参考までにPixel 10・Galaxy S25・iPhone 17 の価格表もご覧になりたい方はクリック




- 最大12GBのメモリ拡張
- 6.83インチ 1.5Kディスプレイ
- 5500mAhバッテリー
- 画面内光学式指紋認証+顔認証
- IP68防水防塵
- ライカ共同開発トリプルカメラ(広角+望遠+超広角)
- ステレオスピーカーで、3.5mmジャック非搭載
- microSD非対応、eSIM×2、デュアルeSIMの運用可
- セキュリティアップデート6年
15T Pro と 15T の違い
ディスプレイ

両機種とも6.83インチ・1.5K・ピーク輝度3200ニトで屋外視認性は非常に高いです。ディスプレイの主な違いは下記のとおり
| Xiaomi 15T Pro | Xiaomi 15T |
|---|---|
| リフレッシュレート最大144Hz | リフレッシュレート最大120Hz |
| 常時表示あり(豊富なテクスチャ設定あり) | 設定項目はあるものの、常時表示には非対応 |

「15T」は常時表示はないものの、¥64,800(税込)と驚く価格帯で大画面且つ美しい120Hzのリフレッシュレートのディスプレイは評価できます
FeliCa・おサイフ・NFC
| Xiaomi 15T Pro | Xiaomi 15T |
|---|---|
| FeliCa(おサイフケータイ)・NFC対応、マイナポータルアプリの使用可能 | FeliCa非対応だが、NFC決済&マイナーカードの読み取りは可能 |
SoC・Antutuベンチマークスコア
| Xiaomi 15T Pro | Xiaomi 15T |
|---|---|
| Dimensity 9400+ | Dimensity 8400 Ultra |
Antutuベンチマークスコアの結果


Antutuのバージョンが違いますが、参考までに同じDimensity 8400 Ultra搭載の「POCO X7 Pro」とDimensity 9400+の「POCO F7 Ultra」のスコアもご参照ください👇👇👇




ゲーム(原神・最高設定)では、「15T Pro」はほぼ60fps安定、「15T」は数字上は近いが体感で多少カクつきを感じる




充電・バッテリー
両機種とも5500mAhバッテリーかつ、1600サイクルで容量80%を維持する長寿命設計。毎日1回の充電サイクルを繰り返した としても4年以上は持つ計算。 共にセキュリティアップデートも6年持つので、バッテリーとサポート両面で見ても長く使える端末と言えます。
| Xiaomi 15T Pro | Xiaomi 15T |
|---|---|
| 90W有線+ワイヤレス充電+リバースワイヤレス | 有線のみ(67Wクラス想定)、充電オプションの細かい設定なし |





動画撮影やAntutuベンチマークを回した結果、やや「15T Pro」のほうがバッテリー持ちは優位。1〜1.5日は余裕、という印象です。
充電テストの結果





有線は充電速度が速く、他社ハイエンドと比較してもさすがXiaomi!






サウンド・スピーカー
両機種ともステレオスピーカー搭載で、日常用途では“大きな不満はない”と感じるレベルで、音質差もほぼ僅差です。
サウンド設定では、『Dolby Atmos/Xiaomi サウンド』 の切り替えができる他、8種類のプリセット+10バンドEQのカスタムまで可能です。
BluetoothコーデックはAAC、aptXまでは確認できましたが、aptX Adaptive/aptX Lossless/LHDCなどは非対応でした。






その他
OSアップデート、「15T Pro」は5回に対し「15T」は4回。
独自機能として、「15T」のみ、カメラ+フラッシュを使った簡易心拍数測定機能を搭載しています。また両機種ともIRブラスタを搭載しているので、Miリモートアプリを使えば、テレビやエアコンなど赤外線リモコンで操作する家電のコントロールをスマホ側から行うことができます。
同梱物とデザイン

















両機種のサイズは多少違いますが、ほぼほぼ同じようなサイズ感。「Xiaomi 15T」にはアンテナ線が入っておらず、よりシンプルに見えます。
ライカ共同開発カメラとUI
写真/ビデオ/ポートレート/ドキュメント/プロモード(静止画・動画)
写真
| Xiaomi 15T Pro | Xiaomi 15T |
|---|---|
| 0.6x・1x・2x・5x、静止画最大100x | 0.6x・1x・2x、静止画最大60x |
動画
「15T Pro」のみ8K撮影対応です。両機種とも4K60fpsでは、超広角は使用不可(1〜6倍まで)、4K30fpsは0.6倍(超広角)〜望遠まで切り替え可能で、動画時の最大倍率は15倍です。


LOG撮影やHDR/HDR 撮影にも対応しており、“フラグシップの15 Ultraとほぼ同じUIと撮影体験”が、この価格帯で手に入るのが注目ポイントです。
【作例】望遠写真の実力_15T Proは“遠くて近い”をガチで体現
※ブログ記事は画質を落として掲載しています。カメラ比較はYouTubeの4K画質でもぜひお確かめください。
夜景望遠(5倍〜10倍)


夜間の望遠撮影で顕著だったのは、「15T Pro」は、5X・10Xでも実用レベルの解像感とボケ感。「15T」は価格を考えると健闘するが、手ブレしやすく夜の撮影では三脚が欲しいところ。
両機種ともにゴーストは入りやすいものの、10倍程度までは十分常用できる画質です。
とくに、“遠くて近い、今を傑作に”のキャッチコピーどおりだったのが15T Pro。


最大ズームとウルトラズーム


| Xiaomi 15T Pro | Xiaomi 15T |
|---|---|
| 最大120倍+ウルトラズーム(AI超解像) | 最大60倍 |
AIを使ったウルトラズームは、Pixelの“超解像ズームPro”と同じようにAI生成を活用し綺麗に撮影ができるもの。陰影の表現も比較的自然でAI処理に抵抗がある人向けにワンタップでウルトラズームのON/OFFができるUIなのも好ポイントです。


ハイエンド端末と比較しても、120倍まで寄れる「15T Pro」の望遠は強いと感じます。
おまけXiaomi・iPhone・Galaxy・Pixelの夜景比較




【作例】日中望遠・夜景・セルフィー
日中の望遠


5倍までは「15T」も十分実用的で、価格を考えると驚くレベルです。オートで撮影しているので、ホワイトバランスのクセは2機種間で異なります。


30倍あたりまでズームすると、「15T」は窓枠が赤くなり色収差が目立つ印象。





「15T Pro」はより自然な色とディテールで、遠景の建造物を狙うなら断然「15T Pro」ですね!
セルフィー




両機種とも32MPインカメラ、画角は2つ用意されています。「15T」は空にノイズが目立つシーンが多くある印象。自撮り重視なら「15T Pro」がおすすめです。とはいいつつも、肌の質感そのものはどちらも非常にきれいです。
【作例】ライカらしさ(オーセンティック・バイブラント、ポートレート)
深みのあるコントラストでライカらしいトーン


この2つが「15T Pro」「15T」の両方で使えるのが大きな魅力です。


さらに、15 Ultraと同じライカのフィルター(NAT/モノクロ/セピアなど)も利用でき、ミドル〜ハイエンドの価格帯でここまで“ライカ”を味わえる端末は貴重です。
ポートレート
マスターポートレートもしくは、ライカポートレートを選択可能です。


人物だけでなく物影りも自然なボケ味で、ストローやカップの縁などの細かい部分まで破綻なく処理できておりにきれいに仕上がっています


【作例】動画性能_4K60fpsと4K30fpsの使い分け
YouTubeで【動画編】をご覧いただけます
4K60fps


どちらも4K60では超広角は使えず、4K60撮影に対応した望遠カメラと広角カメラは撮影中の切り替えに非対応です。1〜6倍はメインカメラのデジタルズームになります。
いずれも手ブレ補正は優秀ですが、階段を下るシーンでは、「15T」のほうがやや足元の振動を拾いやすい印象。「15T Pro」はより安定感が高いように感じました。
4K30fps


0.6倍(超広角)→広角→望遠まで切り替え可能。超広角カメラのクオリティはどちらも同程度。センサーが小さいので、夜間撮影はあまり得意ではりません。日中ならどちらも非常に綺麗です。
最大15倍までズームでき、ズーム時の画質は圧倒的に「15TPro」に軍配でした。ただし、一部シーンでは「15T」のみフリッカーが出る場面がありました。
商業施設の中のように照明が多い環境では、「15T」でも十分に綺麗に撮れるが、暗部の描写・ノイズ処理・ズーム時のディテールではやはり「15T Pro」が1枚上手です。
インカメ動画


両機種とも4K30fps対応で、腕を伸ばした自撮りでも画角はほぼ同等です。手ブレ補正もしっかり効いており、Vlog用途でも十分使えるクオリティです。
Xiaomi ブラックフライデーセール情報
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Xiaomi Pad 7 44,980円(税込) 54,980円
Xiaomi 15 Ultra 149,800円(税込) 179,800円
Xiaomi 15 86,100円(税込) 123,000円
POCO F7 Ultra 75,980円(税込) 99,980円
POCO X7 Pro 37,980円(税込) 49,980円
POCO F7 Pro 59,980円(税込) 69,980円
POCO F7 Ultra 75,980円(税込)99,980円
POCO F7 45,980円(税込) 54,980円
【まとめ】ぱぱのひとりごと
Xiaomi 15T Pro が刺さる人
- おサイフケータイ(FeliCa)が必須
- 望遠・ズーム撮影を本気で楽しみたい
- ライカの色・フィルターをガッツリ使いたい
- 動画も4K60中心で撮ることが多い
- 充電スピード重視、ワイヤレス充電も欲しい
→ 【Xiaomi 15では高くて手が出なかった&FeliCa必須勢】にとって、非常にコスパの高い1台。
Xiaomi 15T が向いている人
- おサイフケータイは要らない
- でも、Redmi Note 13 Pro+ 5Gではカメラが物足りない
- ライカカラーやフィルターなどを使ってみたい!
- コスパも大事にしつつ“フラグシップ級のカメラ”を味わいたい
→ 【財布はいらないけどカメラとコスパ重視】の層には、かなり面白い選択肢。
惜しい点
- 両機種とも、外部ディスプレイへの映像出力が非対応であること
- データ転送速度が480Mbps止まりであること
撮影したデータを有線でPCなどに転送することが多いユーザーにとっては気になるポイントです。また、横幅が約80mmと大きいため、両機種とも片手での操作は難しいですね。75.3mmと約5mm横幅の狭い「Xiaomi 15 Ultra」は取り回しもしやすく、よりカメラ性能を求める場合はフラッグシップ機を狙いましょう!
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それでは、次の記事で会いましょう。バイバイ。












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