普段はミドル〜ハイエンドのスマートフォンをレビューしていますが、”500円“という破格で購入したエントリー機の「moto g05」が、2025年のメイン機としてどれだけ使えるかを検証してみます。スペック、機能、使用感、できることorできないことなども紹介。子どもや親にスマホを持たせたいと考えている人、とにかく安いサブ機を探している人必見です!!

\ 記事では伝えきれない情報がたっぷり。気になる方はぜひ もご覧ください! /
基本情報とスペック

プロセッサとメモリは MediaTek Helio G81、8GB RAM、128GBストレージの一択です。カラーはフレッシュラベンダー、ミスティブルーの2色展開。通常価格はIIJmioで税込19,800円、公式オンラインストアで20,800円ですが、8月31日までの期間はのりかえ価格で500円でした
IIJ mio お申し込み Motorola公式オンラインストア Motorola公式HP
moto g05できること
指紋センサー: 側面搭載で、高速かつ便利(指紋5個登録)。

顔認証: 対応(ロック画面をスキップすることも可)。

オーディオ: Dolby Atmos対応のステレオスピーカー、3.5mmイヤホンジャック搭載です。

ソフトウェア: Android 15を搭載し、カスタマイズは最小限。ストックアンドロイドに近いです。それに加えて、Motorola独自のジェスチャー機能も利用可能です。




AI機能: 高度なAI機能は搭載されていませんが、Googleアシスタント・Gimini・Googleフォト内であれば消しゴムマジック・ボケ補正・編集マジックなども使えます。

FMラジオ: プリインストールされてるので、有線のイヤホンを接続して利用可能(災害時などインターネット接続が不安定な状況でも、FMラジオ放送を聴けます)。
Type-C 接続のイヤホンでは聞けませんでした。3.5mmの有線イヤホンが必要です。

パフォーマンス: AnTuTuベンチマークスコアは約26万点台。定価はハイエンド端末の1/10ですので、スコアも約1/10程度です。ゲームプレイなどはカクカクでできたものではありませんが、YouTubeやSNSの視聴など日常的なタスクはこなせます。ただし、ときどき動作がもたついたりカクつくことがあり、快適にサクサクではありません。

決済機能: Felica(おサイフ)は非対応ですが、Googleウォレットに登録したクレジットカードやデビットカードを使ったタッチ決済なら可能です。もちろんPayPayなどのコード決済も。

バッテリー駆動時間: 驚異のバッテリー持ち。5200mAhのバッテリーを搭載し、良好なバッテリー駆動時間を実現。


moto g05できないこと(ミドルハイエンドにはあってmoto g05にはない機能)
ディスプレイ:有機ELではなく、輝度も低いため屋外での視認性はハイモデルほど高くありません。が、Water Touchに対応しているのでディスプレイに水滴が付いていても誤作動せずに操作しやすいです。

通信: 4Gのみ対応(5G非対応)、バンド対応も一部削られています。ドコモ(バンド21)、au・SoftBank(バンド11)などは非対応なので、気にする方は注意が必要です。
充電:ワイヤレス充電は非対応です。
外部出力:非対応なので外部モニターなどへの出力もできません。
決済機能:上記でお伝えした通りおサイフケータイ(FeliCa)は非対応です。 NFCは対応
位置情報サービス:みちびき(QZSS)には非対応ですが、累計6時間ナビとして使用しても問題なく目的地まで案内してくれました。

耐久性: IP52等級で軽い水しぶき程度なら耐えられますが水没はNGです。

ソフトウェアアップデート: (公式のスペック表に記載がないのでサポートに確認)OSアップデートは提供されず、セキュリティアップデートも約2年間とのことで、長期利用には不向きです。ここは1番購入を躊躇する部分かも。OSのアップデートはしないにしても、セキュリティアップデートは2〜3年は約束してほしいところ。
開封と同梱物

あらかじめケースが装着されており、ユーザーガイド、SIMピンが付属しています。ACアダプタと充電ケーブルは同梱されていません。デュアル物理SIMとMicroSDカードに対応しています。




moto care 安心保証サービスが気になる方はこちら公式オンラインストア
デザインと質感

背面にはヴィーガンレザー、フレームにはプラスチックが使用されています。『テカテカしたヴィーガンレザーが安っぽい』というレビューも目にしましたが、個人的には安っぽさを感じることはなく、光が当たるとグレーにも見えてキレイです。500円と考えれば大満足のデザイン。むしろ、本革よりも水シミになりにくいので取り扱いもしやすいと思います。画面にはCorning Gorilla Glass 3が採用されています。同じCorning社の上位のガラスと比べると引っ掻き傷には強くはないので、保護ガラスを貼ることをオススメします。重さはケースなしで189.2g、ケースありで211.1gで軽めです。
カメラ

50MPのメインカメラと8MPのインカメラを搭載しています。動画撮影はフルHD(30fps)までで、4K撮影には対応していません。明るい場所での写真撮影性能は良好で、ポートレートモードも効果的です。最大倍率は、写真・動画共に6倍です。
作例【写真編】
※ブログ記事は画質を落として掲載しています。カメラ比較はYouTubeの4K画質でもぜひお確かめください。






インカメの画角は2パターンです


作例【動画編】
YouTubeで【動画編】をご覧いただけます
日中(日が出ている時間帯)に、その場に止まって撮影をする場合はキレイに撮れますが、夜は手ぶれ補正が効きません。ジンバルが必須です。カメラは日常の記録用として一応使えるレベルと割り切りが必要です。


【まとめ】ぱぱのひとりごと
結論、意外と使える。
「moto g05」はオンボロイド(安かろう悪かろうのスマホ)ではありませんでした。動画を見たり、SNSをしたり、ブラウザで調べ物をしたり、日常的なタスクには十分使えるスマートフォンでした。用途を絞った使い方やライトユーザー、サブ機として適していると思います。
YouTubeのコメントを見ていると「ゴミ」という意見も目にしましたが、当然500円で提供されているスマホですから、ガッツリ削られている部分はあります。僕がこれをメイン端末として今後も使っていくのか問われればそれは否です。
「子供に高価なスマホはまだ早い」「3G通信も終わるし、スマホを購入してみたいが使いこなせるか心配」といった悩みがある方にとっては、とりあえずスマホに触れてみる1台目としては全然アリだと思います。
価格: 壊しても精神的・金銭的ダメージが少ない
操作性: シンプルなAndroidで+motorolaオリジナルの便利な機能も使える
機能: 動画視聴やSNS、メッセージアプリ、コード決済など、日常の基本的な用途には十分使える性能
お得感: ケースが最初から付属している
OSアップデートが保証されていないところ、セキュリティーアップデートの期間が約束されていない、Temuのような危険性が疑われるアプリがプリインストールされているところが残念でした。一部、ソリティアや将棋・囲碁といった動きのないゲームであれば楽しめましたが、動きのあるゲームはすぐカクつきますし、なんだったら日常使いでもときどき動作がモッサリすることがあります。
個人的に嬉しいポイントは、側面の指紋センサーとFMラジオ機能。
YouTubeもぜひご覧ください
\初期設定の方法は こちら/

IIJ mio お申し込み Motorola公式オンラインストア Motorola公式HP
それでは、次の記事でお会いしましょう。ばいばい。
コメント