先日、「Xperia 1 Ⅵ」の 体験会レポート『Sony Xperia 1 Ⅵ実機体験レポート “グッ”ときた5つの進化』をお届けしておりますが、今日はより深掘りをしていきます。
先代「Xperia 1 V」とのインカメ比較です。4K60fpsで撮っていますがいかがでしょうか?
ダイナミックレンジが広くなり、肌の質感もより自然になり「Xperia 1 Ⅵ」のほうがパッと見ただけでも綺麗に撮れていますね。
また、撮影のプレビュー画面が圧倒的に「Xperia 1 Ⅵ」の方が綺麗になり見やすくなっているので、撮影体験が一気によくなりました。
では、「Xperia 1 V」と比較しながら詳しく見ていきましょう。
\ ソニー Xperia 1 VI SIMフリースマホ /
ぜひ写真や動画の比較は
YouTubeでご覧ください👇👇👇ディスプレイの視認性
屋外での視認性の違いを比べてみました。
先代のXperia 1 Vと比較して、輝度が約 1.5 倍の新有機 EL ディスプレイと新搭載の「サンライトビジョン」により圧倒的に見やすくなりました。
明るさの自動調節はオン(これによりサンライトビジョンが有効になります)、直射日光下なので最大輝度の状態です。
ご覧の通り、(右)「Xperia 1 Ⅵ」は見やすくなっていることがわかります。
そして、2機種の画面左上にリフレッシュレートを表示していますが、「Xperia 1 Ⅵ」は抑えられています。※開発者向けオプションのリフレッシュレートの表示をON
「Xperia 1 Ⅵ」は、操作していないときリフレッシュレートが抑えられているのがわかります。
「Xperia 1 Ⅵ」は1Hz〜120Hzの可変リフレッシュレートになり、明るく見やすくなりつつも操作がないときはリフレッシュレートを抑え省電力性に長けたモデルとなりました。
ちなみに、体験イベントの時もこのように明るさの違いがはっきりとわかりましたし、GSMArenaのBattery life test results v2.0では圧倒的なバッテリー持ちを見せつけています。
冒頭でお伝えした、画面の明るさとプレビューの綺麗さが進化しています。
そして、何といっても長く続いた画面比率が変わり、横幅が広くなったので4:3 の写真を撮る時も、圧倒的に「Xperia 1 Ⅵ」の方が見やすいです。
Xperia 1 V | Xperia 1 Ⅵ | |
---|---|---|
サイズ | 約71×165×8.3mm | 約74×162×8.2mm |
ディスプレイ | 21:9 | 19.5:9 |
「持ち心地」と「動画視聴体験」はトレードオフ
ただし依然として、他社のハイエンドモデルと比べると、横置きした時に「Xperia 1 Ⅵ」の横幅は小さいことが分かります。
多くの Xperiaファンが気になっている点は、解像度がダウンしたことですよね!?
どちらが「Xperia 1 Ⅵ」かおわかりになるでしょうか?
「Xperia 1 Ⅵ」と 「Xperia 1 V」 のディスプレイをそれぞれマクロレンズで撮ってみました。
答えは、左が「Xperia 1 Ⅵ」
正直、ここまで近づいてやっとわかるレベルです
パッと見た時に、解像度よりも何より横幅の表示領域が増えたことが動画なども大きく表示でき「Xperia 1 Ⅵ」の方が圧倒的に見やすくなっています。
解像度が下がり、少し持ちにくくはなりましたが、それ以外の恩恵が非常に大きい印象です
側面指紋認証が一番好き
今年のXperiaも、電源ボタンと共通の側面指紋認証になっています。
これは毎年言っていますが、今年も言わせてください。“側面指紋認証が一番好き”
なぜなら、
- 保護ガラスを貼っても指紋認証の精度に全く影響がない
- 保護ガラスの選択肢も多く、貼りやすい
- ノールックでロック解除ができてホーム画面を見るまでのトータルの時間は一番短い
「Xperia 1 Ⅵ」も「Xperia 1 V」 も指紋は 5 個まで登録ができます。
Xperiaの認証は左手だと“やりにくい”という声も耳にしますが、左手の人差し指や中指を登録すれば個人的には全く問題ないと思っています。みなさんはどうですか?
また、2機種共通として、『押し込み式指紋認証』の設定もあります。
指を乗せただけで誤作動するのが嫌な方は、チェックをオンにすることをお勧めします。
新Cameraアプリにグッときた
僕が体験レポートで一番グッときたポイントがこちらです。
『Photo Pro』、『Video Pro』、『 Cinema Pro』 の3つのアプリがありましたが、『Camera』1個に統合されました
『Camera』のアイコンはこれまでの『Photo Pro』と似ています。
体験会で現場のスタッフの方に確認しましたが、モードの並び替えは現状できないよう。
- プロモード ※プロ動画モードはアップデートで後日対応予定とのこと
- ボケモード
- 写真
- 動画
- スロー
- その他(テレマクロ・48MP・ボケ動画・ライブ配信・パノラマ)
カメラで大きく変わったポイントは、望遠側の焦点距離。
Xperia 1 V | Xperia 1 Ⅵ | |
---|---|---|
焦点距離 | 85(3.5x)〜125mm(5.2x) | 85(3.5x)〜170mm(7.1x) |
最大倍率(写真) | 15.6x(デジタルズーム) | 21.3x(デジタルズーム) |
最大倍率(動画) | 15.6x(デジタルズーム) | 21.3x(デジタルズーム) |
写真・動画で、クリエイティブルックが使えます。
ソニーの方に聞くと、これまでの3つのアプリでできたことの約99%は新しいアプリに移行されていくとのことです。
ただ、「Xperia 1 V」のビデオプロでできた、スライダーを使ってじわーっとズームイン / ズームアウトするシームレスズームには非対応。
「Xperia 1 Ⅵ」で同じことをやろうとすると、手動でじわーっと操作するほか方法がない。
Xperia 1 Ⅵ カメラ比較【写真編】
「Xperia 1 V」はベーシック、「Xperia 1 Ⅵ」 もクリエイティブルックなどのフィルターは使わずに、そのまま構えてカメラ任せで撮っています。
望遠の焦点距離が変わったことを除けば、ハード的にセンサーが大きくなったわけではないですし、バシャバシャ撮り比べた感じでは、大きく変化はない印象です。
こちらの超広角の作例
写真右下、黄色く囲ったところのように、「Xperia 1 V」を長く使って感じたていたオーバー気味になる傾向だったのが、修正されている印象です。
「Xperia 1 Ⅵ」はしっかり白飛びが抑えられていますね。
「Xperia 1 V」で多かった不用意な白飛びが少なくなったのは好印象
夜の撮影 ナイトモード
Xperia 1 V | Xperia 1 Ⅵ |
---|---|
月マーク(ナイトモードの自動発動)をあらかじめOFF or AUTOから選択できた | 暗いところに入ると月マークを表示(ナイトモードが発動したことを知らせる) OFFにする場合は、月マークをタップ(月マークに 斜線) |
「Xperia 1 V」も「「Xperia 1 Ⅵ」も、いずれも強制的にナイトモードを発動させる設定は存在しない。
ある程度明るい場所で、ナイトモードを強制的に発動させたいシーンもあるため、個人的にはユーザーにナイトモードの制御を完全に委ねて欲しいと思っています。
このように照明がたくさん画角に収まっていると、ナイトモードを使いたくても発動しないシーンが時々ありました。
ボケモードの精度UP
浅草寺でお会いしたお二人に撮影協力いただきました。
『赤天井』のお二人の情報はコチラ
赤天井アカウント(Instagram)
https://www.instagram.com/akatenjou/
久喜ようたさん(X / Instagram)
https://x.com/yo__ta https://www.instagram.com/bismuthy/
かいさん(Instagram)
https://www.instagram.com/yachikobscene/
ボケ味はデフォルトの値で撮っています。(ボケ具合は「Xperia 1 V」も「Xperia 1 Ⅵ」も調整可能)
「Xperia 1 Ⅵ」の方が精度が向上していることが確認できます。
お昼に撮った作例。
椅子の背もたれ部分が、(左)「Xperia 1 V」は輪郭がモヤモヤとおかしな感じです。(右)「Xperia 1 Ⅵ」はきれいな輪郭で、光学的なボケ目に近い仕上がりになっています。
こちらは物の作例。
ストローを拡大しましたが、こちらはどちらも同じような感じでした。
姿勢推定技術はいかに
新しい機能、“姿勢推定技術”が搭載されました。
90万円近い「SONY α9Ⅲ」にも搭載されている技術です。
これは、人物の骨格を捉えてピントを合わせ続けてくれるという機能ですが、これも試してみました。
(左)「Xperia 1 V」は子供が手前にある遊具を飛び越えた瞬間にピントが外れてしまいました。
もともと優秀ではありましたが、こういうシーンでは食いついてくれない時もあるという感じです。
(右)「Xperia 1 Ⅵ」は同様のシーンでもずっと子供を捉え続けています。
もともとSONYはAFが優れていますが、さらに磨きがかかって、子どもや動物の動きを撮るのに最適だと思います。
ちなみに、この姿勢推定技術はレビュー時点で利用できるのは、写真のみで動画では利用できません。被写体も人物のみに使える機能です。
Xperia 1 Ⅵ カメラ比較【テレマクロ撮影編】今回の目玉!!
そして今回の目玉はこれ、テレマクロモードです。
焦点距離120mm、最短4cmまで寄れて、最大倍率は驚異の 2 倍
数日かけて撮り比べをしましたが、「Xperia 1 V」と撮影体験が大きく変わってくるのはここだと思いました。
めちゃくちゃ大きく被写体を捉えることができます。
「Xperia 1 V」は頑張って寄ろうとしても、作例の大きさがギリギリ限界。
テレマクロ撮影ができることで一気に撮影の幅が広がります
ただし、多くの方が懸念していること。それが”テレマクロ撮影は、マニュアルフォーカスのみ”ということ。
手持ちで撮影すると打率5割くらいの感覚です。
マニュアルフォーカスの時は『Peak』をONにしておくと、ピントが合っている位置をハイライト表示してくれますので意外と手持ちでもピント合わせはできました。
画面をダブルタップすると拡大表示してさらにフォーカスチェックをサポートしてくれます。
ただし、どうしてもシャッターを押す瞬間に手が動いてしまうため、シャッターを押す瞬間に打率が下がるような気がしました。打率を上げるには、やはり三脚の使用がおすすめです。
“MFのテレマクロが微妙”だと思ったそこのあなた、実は、Xperia 1 Ⅵはマクロ撮影最強機なんです
誰もあまり触れていない内容ですが、実は今回の「Xperia 1 Ⅵ」はテレマクロだけではなく、他社ハイエンドでも採用されている超広角カメラを使ったマクロ撮影も可能です。
メインカメラで被写体に近づいていくと、左に『チューリップマーク』が出現します。
超広角カメラでは、AF(オートフォーカス)も使え、距離は7cmくらいまで寄れます。
それだけじゃありません。「Xperia 1 Ⅵ」はさらにメインカメラ + ズームによるマクロ撮影まで可能なんです。
もっと被写体に近づいてみると広角カメラに切り替わり、そこから望遠カメラに切り替わるちょっと手前の3.4倍までズーム可能です。しかも、この3.4倍のズーム時であっても、被写体との距離は10cmまで近づくことができます。
こちらは、望遠カメラに切り替わる3.5倍のちょっと手前の3.4倍までズームして、被写体から10cmの距離で撮影している様子。この時もAFが使えます!
Sonyはもっとアピールすべきだと思うんですが、Xperia 1 Ⅵはマクロ撮影がめちゃくちゃ充実しています。
オートフォーカスを使ってバシッとピント合わせたい=超広角や広角+ズームを使ったマクロ撮影
被写体とにかく大きく捉えたい=最大撮影倍率2倍のテレマクロ撮影
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Xperia 1 Ⅵ カメラ比較【動画編】
「Xperia 1 Ⅵ」に進化は感じられませんでした。
残念な点は、手ぶれ補正。
手ブレ補正の種類 | 4K60fps | 4K30fps | 1080p60fps | |
---|---|---|---|---|
Xperia 1 Ⅵ | 高品質 | × | ○ | ○ |
標準 | ○ | ○ | ○ | |
Xperia 1 V | High quality | × | ○ | ○ |
Standard | ○ | ○ | ○ |
名称が変わっていますが、いずれにせよ4K60fpsではしっかり手ブレ補正を効かせた“高品質”や”High quality”が選択できません。
動画冒頭でお届けしたインカメの比較も手ぶれ補正に関しては、効きがあまり強くありません。
夜の作例では、ゴーストの入り方も「Xperia 1 V」と変わりませんでした。
最近は、6軸ジンバルスタビライザーを謳う機種や、効果的にゴーストを抑えるレンズコーティングを施すメーカーもあるので、動画の進化がほとんどなかったのは残念。
大きな進化点としては、4K60fpsで撮影している時でもレンズの切り替え、『超広角↔️広角↔️望遠側』ができるようになったこと。
ちなみに、動画内では頑張って手動でゆっくりズームアウト / ズームインしている様子をお届けしています。
【検証】4K60fpsの長尺動画撮影の比較
部屋の温度24℃、 バッテリー残量84% 、画面の明るさは自動調節オンで画面輝度最大、筐体の温度も落ち着いた状態で、4K60fpsの動画撮影をしました。
2時間ほど置いてみましょう。
問題なく両機種とも撮れています。
結果は同じ
バッテリー消費 | ファイル分割 | データ容量 | 筐体の表面温度 | |
---|---|---|---|---|
Xperia 1 Ⅵ | 44% | 分割なし | 109GB | 40°程度 |
Xperia 1 V | 44% | 分割なし | 109GB | 40°程度 |
試しに、40℃を超えるような直射日光下で撮影比較をしてみたところ、5分程度で停止しました。
運動会や、これから夏の行楽シーズンに向けて、過酷な環境下で使用される場合は、 筐体温度が高くなりすぎないようケアをしつつ撮影することをお勧めします。
ちなみに、去年「Xperia 1 V」を車のダッシュボードに設置して運転しながらスタビライザーも効かせて撮影したところ、 30分程度撮影ができました。ダッシュボードの温度は37〜38度でした。
長尺撮影については、撮影環境によって大きく結果が変わるため、熱い場所での撮影では温度対策が必要。
環境によって、撮影可能時間は大きく変わってきますね
撮影持続モード
(右)「Xperia 1 V」のSIMフリー版は撮影持続モードがあり、キャリア版にはありませんでした。
(左)「Xperia 1 Ⅵ」の手元にあるau版は今回も撮影持続モードがなかったので、おそらく今年もキャリア版には撮影持続モードの設定はないかもしれません。SIMフリー版にあるかどうかは確認ができていません。
シャッター音
「Xperia 1 V」のSIM フリー版は、カメラ操作音の中には“OFF” の設定があり、“OFF” にしておくと、国内キャリアの SIMを入れた状態であっても、シャッター音が鳴りません。
子供やペットの寝顔を撮りたい方にはすごくいいですよね。
「Xperia 1 Ⅵ」のau版に国内SIMを入れたところ、カメラの操作音の設定に“OFF” 項目がありませんでした。
去年、「Xperia 1 V」はキャリアの発売からSIM フリー版の発売まで1 ヶ月。
今年、「Xperia 1 Ⅵ」は6月7日キャリア発売、SIMフリー版は6月21日発売です。
キャリア版と SIMフリー版の発売時期がさらに短くなり、キャリアのロゴもなくなって、両者の差がなくなってきています。
来年はキャリア版でも、シャッター音もなくなって、SIMフリー版にある撮影持続モードの設定項目が追加されると嬉しいですね。
パフォーマンス
デフォルトの画質設定は2機種とも“中”ですが、今回は画質を上げられるだけ上げてプレーしています。
バッテリーは 32%からスタートして30 分ほど遊んでみました。
新旧ともに”60fpsにベタッと張り付いて”、といった感じではありませんが、それでもプレー中のカクつきはほとんど感じませんでした。
私は普段ゲームを全然やらない人間なので、あまり参考にならないとは思いますが、2台で一番大きく感じた”差”としてはディスプレイです。
21:9から19.5:9 にアスペクト比が変わって、横幅は3mmアップしています。
横に持つと、縦の表示領域が増えてゲームがしやすいなとすごく感じました。
もちろん今回もゲームエンハーサーが使えて、引き続きシャッターボタンにも機能を割り振れます。
先代比でシャッターボタンが大きくなり押しやすくなっている分、ゲームエンハンサーでショートカットを割り振った時の操作性も上がってる感じがします。
そしてこれもXperiaではお馴染みですが、もちろん「HSパワーコントロール」にも対応しています。
これは登録したアプリの使用中に充電ケーブルを挿してもバッテリーには給電せず、ゲーム時に使用される電力のみバッテリーを介さず給電する機能で、本体温度を上げずに長時間のゲームプレイを実現するものです。
【検証】充電時間
今回もバッテリー搭載容量は、5000mAh。
「Xperia 1 V」と同じく、ワイヤレス充電も対応、もちろん、『いたわり充電』『おすそわけ充電』に対応しています。
普段皆さんが使われるときは、バッテリーを長持ちさせるために『いたわり充電』をオンにしておくことをお勧めしますが、検証では一旦オフにして、有線で充電をしました(0〜100%まで充電にかかった時間)。
ワット数は棒グラフで記載しています。
「Xperia 1 Ⅵ」は、「Xperia 1 V」と比べると22分短くなりました。
バッテリーについて
また、これは個人的にスペック表にぜひ記載して欲しいと思っているのですが、公式HPにはバッテリーに関する情報の記載が非常に少なくなっています。
UKのページにありましたので掲載しておきます。(※UKサイトですので、国内版と多少仕様が違うかもしれませんので参考程度にご覧ください)。
UKのページ:パワーデリバリー3.0・PPS 対応の充電器、ワイヤレス充電はQi2には非対応
きっと、「Xperia 1 Ⅵ」を購入された方の中でも、新たに充電器を買いたい人もいらっしゃると思います。どんな充電の規格に対応しているのかくらいは国内ページにも記載して欲しいですね。
今回の検証では、パワーデリバリーとPPS にも対応した 65Wの充電器を使いましたが、ワット数の推移を見ると、MAXで20 Wくらいしか出てませんでしたので、
充電器を買うのであれば、30Wもあれば十分かと思います
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Bluetooth オーディオコーデック・バンド対応・スペック表
最後はこちら。
✔︎Bluetooth オーディオコーデック、今回ももちろんaptX Adaptive、LDAC、LC3などにも対応してます。充実の Bluetoothコーデック対応で、3.5mmイヤホンジャックも搭載。
✔︎Xperiaは、上部・下部のスピーカーが全面を向いてるフルステージステレオスピーカーで、他社のスマホと比べても圧倒的に左右差が少なく空間表現に優れているのが特徴です。
✔︎改めてスペック表を載せておきますので、必要な方は拡大してご覧ください。
✔︎バンド対応は下記のとおりです。
【まとめ】ぱぱのひとりごと
「Xperia 1 Ⅵ」を「Xperia 1 V」と比較しながらレビューをお届けしましたが、いかがでしたか?
今回お伝えできていない内容は YouTube動画『Sony Xperia 1 Ⅵ実機体験レポート “グッ”ときた5つの進化』の中でも話していますので、まだの方はぜひそちらもチェックしてみてください。
「Xperia 1 Ⅵ」は、これまでの21:9のアスペクト比、4Kディスプレイ、Xperiaアイデンティティとも呼べる部分をガラッと変えた、“挑戦的なモデル”だったのですが、実際使ってみると非常に使いやすくなったと思います。
万人受けするアップデートだと思いました。
画面も明るく、可変リフレッシュレートでバッテリー持ちもよくなり、アスペクト比が変わったことでより大きく動画コンテンツも見やすく、撮影体験も大幅にアップデート。
そして、個人的に一番嬉しかったのはカメラアプリですね。
これまで写真や動画を撮ろうと思った瞬間に「あれ?どのアプリ使えばいいんだっけ?」っという迷いの時間が生じていたのが、今回はとにかく新しくなったカメラアプリ1つ開けばOKになりました。そこから自分の使いたいモードにもすぐアクセスでき、心を動かす被写体を撮り逃がさなくなりました。
Xperia を買う人みんながソニーのカメラを持ってるわけではないので、必ずしもXperiaのカメラUIがSonyのカメラと一緒である必要はないとこれまで思っていました。そもそもカメラとはホームファクタが違いますので、UIが違って然りですし、今回のカメラアプリは直感的に使えるUIで、スマートフォンで普段撮影が多い方にとっては親しみやすいものになっています。
今後の課題としては、やはり手ブレ補正が4K60fpsの時もしっかり効くカメラになってほしいです。
あとは、1インチセンサーを積んで欲しいですね。
最近は1インチセンサーを搭載し、カメラ機能に特化したプレミアムなフラッグシップスマホがたくさん発売されています。1シリーズとは別のラインとして、Xperia Pro-I(2021年発売)の存在がありますが、やはりSonyには日本を代表する光学メーカーとして、他社に負けないカメラ機能に特化したモデルをリリースして欲しいですよね。
現状Xperia Pro-I(2021年発売)の後継のリリースはなく、Xperia 1シリーズは新モデルが毎年投入されている状況です。
より大衆に寄り添ったXperia 1 Ⅵもそれはそれで存在していていいと思いますが、他社スマホにカメラセンサーを供給するだけではなく、自社のXperiaにも最新の(1インチ以上の)大きなセンサーを搭載して、Xperia Pro-Iのようにカメラ機能に尖りまくったスマホも出してくれれば、さらにXperiaが面白くなるなぁと個人的には思っています。し、そんなスマホを見てみたいです。
それでは、また次の記事で会いましょう。バイバイ。
\ ソニー Xperia 1 VI SIMフリースマホ /
コメント
コメント一覧 (2件)
テレマクロ以外に、マクロ撮影がこれほどまで強化されているのは初耳でした。有益な情報ありがとうございます。
参考になってよかったです!今年は尖った部分は無くなったものの、非常にバランスの取れた端末に仕上がっており、今まで強かったAF性能や今回ブログで紹介した多彩なマクロ撮影が楽しめるのも大きな魅力だと思います。